10月6日に日本メガネベストドレッサー賞の表彰式が行われ、芸能界部門に桐谷美玲と又吉直樹、サングラス部門に中村アンが選出された。同賞は今年で28回目という歴史を持ち、眼鏡業界関係者の投票により受賞者が決まるというもの。
この発表に噛みついたのが、キレ芸で知られるカンニング竹山だ。メガネがトレードマークであるにも関わらず、今年も選ばれなかったことについて、「来年もらえなかったら、コンタクトにします!」と見事にキレてみせたのである。
竹山が受賞できるかどうかはともかく、毎年の受賞者の顔ぶれを見ると、「なぜこの人がメガネ?」という人選は少なくない。芸能ライターが説明する。
「前回の石原さとみを筆頭に、鈴木保奈美や井上真央、hitomiなど、なぜこの人をメガネで選んだのかと疑問に思う人選が少なくありません。一方で水谷豊や宮川大輔、スガシカオといった納得の受賞者も名を連ねています。どうやら男性受賞者のほうは、わりとガチで似合う人を選んでいるような気がします」
今年で言えば又吉や、文化界部門の片岡愛之助は納得の選出だろう。片岡の場合、ドラマや舞台でのメガネ姿は記憶にないかもしれないが、公式ブログでメガネを新調したことを報告するなど、プライベートではメガネを愛用している。
ちなみに、今後メガネをかけて欲しい人に贈られる特別賞は、21回連続で女性が受賞。今年は乃木坂46が選ばれており、賞のためにわざわざメガネ選抜を結成しているほどだ。そんな顔ぶれについて前出の芸能ライターがこんな分析を見せた。
「女性芸能人はそもそも、メガネの印象のある人が少ないのです。歴代受賞者を見ても、メガネ姿がトレードマークなのは光浦靖子くらい。だからメガネ姿にこだわって選出するのは難しく、そういう意味ではすべての女性芸能人が候補者だと考えるのが妥当でしょう。それゆえ話題性優先の特別賞では、旬のグループを選ぶのも当然かもしれません」
たしかに、この賞は“メガネの似合う著名人”を選ぶものであり、メガネ姿でおなじみの人が受賞するわけではない。そうなると似合う似合わないは主観の問題なので、主催者側の意向が反映されても不思議はないというわけだ。どうやらこの賞は、“いま誰が旬なのか”を示す指標として楽しむのが正しい姿勢かもしれない。
(白根麻子)