NHK朝ドラ「まれ」でブレイクし、現在は高視聴率ドラマ「下町ロケット」(TBS系)でヒロインを務める、まさに今が旬の女優・土屋太鳳。じつは彼女の意外な才能が世間を仰天させている。
それは10月30日。この日は昨年夏に公開され大ヒットを記録した実写映画「るろうに剣心 京都大火編」が地上波初公開された。同作の見どころはなんといっても本格的なアクションシーンで、主演の佐藤健はもちろん、宿敵役を演じた藤原竜也、神木隆之介らも迫力満点の殺陣を披露して話題となった。ところが、それと比較しても遜色ない輝きを放ったのが土屋太鳳だったという事実に、改めて気づいた視聴者が多くいたのだという。
土屋は拳法を得意とする女子・巻町操役を熱演。拳法を駆使するキャラということもあり、敵と戦闘を行うシーンも10秒間ほどあったわけだが、その短時間での立ち回りがまさに圧巻。蹴り技を主とし、重力を感じさせない空中開脚蹴り、中段蹴りからのダイナミックな上段回し蹴りと大技を炸裂させているのだ。
彼女の勇姿を初めて見た視聴者は「これ、ホントに太鳳ちゃん?」「ひと言、スゲエ!」と、朝ドラのイメージとのギャップに驚きまくった。
「さすが日本女子体育大と言うべきか、あのシーンはスタントでなく彼女自ら演じました。日本舞踊やバレエ、バスケットボールなどで培ったカラダの使い方がみごとに活かされていましたね。監督からは『アクションのために減量しろ』と言われ、アクションの練習をする傍らで体重管理も徹底したそうです。スタント抜きで躍動感溢れるアクションシーンが生まれたのは、彼女の抜群の身体能力と演技に対する貪欲さが噛み合った結果でしょう」(週刊誌記者)
日本にはなかなか誕生しなかったアクション女優としての可能性を示し、ファンを改めてKOした土屋。「下町ロケット」好調のさらなる後押しに欠かせない存在になりそうだ。
(権田力也)