芸能

BPO勧告受け、いよいよ現実味を帯びてきた「アッコにおまかせ!」の打ち切り

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 川島なお美さんの訃報スルー騒動や、浅田真央選手の競技復帰にイチャモンまがいのコメントをするなど、和田アキ子の言動が何かと世間をザワつかせていたTBS「アッコにおまかせ!」が、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会から勧告を受けた。

 問題になったのは、2014年3月9日に放送された「佐村河内守氏の謝罪会見」を取り上げた内容。佐村河内氏によれば、この放送で「『健常者と同等の聴力を有していたのに、当該謝罪会見では手話通訳を要する聴覚障害者であるかのように装って会見に臨んだ』との印象を与えるもので、名誉を著しく侵害された」として委員会に申し立て、その審理の結果、佐村河内氏の名誉を毀損する人権侵害があったことを決定する発表がされたのだった。

 実際に番組では、この会見のVTRに「普通に会話が成立」とのテロップを流し、そのVTRを見たスタジオの和田をはじめとした出演者たちが「これからどうやって生きていくんだろう?」「ここまでいっても、嘘にならないんですか?」などと発言。佐村河内氏の耳の障害を疑うかのような会話が交わされたことが指摘されている。

 さらに和田は「他の番組も記者会見のことを大きく取り上げるだろうけれど、こんなに面白おかしく出来ない」などとも発言している。

 この事態に、TBSはさぞかし頭を抱えているだろうと思いきや、意外にも“チャンス”と捉える者もいるようなのだ。

「最近は『おまかせ!』内での和田の言動がバッシングされ続けていたし、視聴率も下がっている。また、数人の有識者からは『取材されたからコメントしたのに、放送もされないし、その説明もない』など取材姿勢の問題も指摘されていました。今年の10月に30周年となった長寿番組ではありますが、今回の勧告をきっかけに番組の打ち切りがやりやすくなったとの意見も出てきているようです」(芸能ジャーナリスト)

 かねてより「打ち切り説」が何度も浮上しては生き延びてきた番組ではあるが、もはや局内では「アッコにおまかせ!」とはいかなくなってきたようである。

(李井杏子)

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