新垣結衣が銀髪でメガネっ子の探偵に扮するドラマ「掟上今日子の備忘録」(日本テレビ系)。第4話までは視聴率10%台を維持してきたが、第5話では8.8%、第6話では7.6%と数字を下げている。そんな危機感のなか11月21日に放送された第7話で、新垣のシャワーシーンが映し出されたことが話題になっているのだ。
「バスルームで倒れている今日子のシーンでは、新垣の生足、そして肩から胸元までが顕わになっていました。実際にはすべて脱いでいるわけではないとわかっていても、見た目は明らかに生まれたままの姿。これまでセクシーなシーンをほとんど封印してきた新垣にとって、女優人生で最大級のサービスカットだったんじゃないでしょうか」(テレビ誌ライター)
そんな努力が功を奏して、ネットはもちろん各メディアでも、このシーンは話題になっているようだ。一方で前出のテレビ誌ライターは、今回の見どころはシャワーシーンに留まらず、仮想の同棲シーンを描きだしたことに意味があると指摘する。
「この第7話では、小説家の死因を探るために99冊の著書を読破するという理由で、今日子と厄介(岡田将生)がつかの間の同棲状態に。厄介に気を許している今日子は、いつも以上にいろんな表情を見せてくれています。しかも疲労がピークに達してくると、今日子の口調が荒っぽくなり、舌打ちまでしてみせるツンデレ要素まで追加。そんな山あり谷ありの展開はまさに、同棲生活そのものですね」
たしかにこの日の放送は、観ているほうが思わず「可愛いなあ~」と思わず口に出してしまうほど、新垣の魅力が発揮されていた。そんな構成はドラマというより、アイドルのイメージビデオだと指摘するのは、アイドル誌の編集者だ。
「怒っている表情も盛り込むのは、イメージビデオでは定番の手法ですね。眠気覚ましの軽い運動や、食事の場面もイメージビデオではお決まりの要素。極めつけはメガネを掛けたままでのシャワーしょう。メガネ姿を貫き通すことにより、服を脱ぐことよりメガネを外すことのほうに価値があると思わせる手法です。今後、重要な局面でメガネを外すシーンに期待が高まります」
ちなみに第7話の謎解きは警察による検証もなく、単なる推理で終わるというミステリーとしては尻切れトンボの展開だった。だが視聴者にとっては今回、推理の内容はどうでもよかったはず。可愛い新垣をひたすら楽しめたということで、このエピソードを“神回”と評価する男子は少なくなさそうだ。そしてそれこそが、制作側の狙いだったのかもしれない。
(金田麻有)