スポーツ

TV・新聞が報じないプロ野球“メジャー移籍戦線”交渉現場「注目が集まる広島・前田健太の評価額は?」

20151203a

 プロ野球のストーブリーグが海の向こうでも幕を開けた。海外FA権やポスティングシステムを使ってメジャー移籍をもくろむ大物選手たち。交渉現場では札束が飛び交う争奪戦が繰り広げられる一方で、日本の報道とはまるで異なる評価とやり取りもあったのだ。

 11月上旬にフロリダ州で開かれた、メジャーリーグのGM会議。その水面下では、日本のメディアが報道しない生々しい争奪戦がスタートしていた。注目されるのは、ポスティングによるメジャー移籍が濃厚と見られる広島・前田健太(27)だ。メジャー各球団は数年前から日本にスカウトを派遣して前田を調査。最も熱心なダイヤモンドバックスをはじめとして、ドジャース、レンジャーズ、カブス、レッドソックス、パドレスなど、5球団以上が名乗りを上げている。

「マエケンのポスティング移籍には上限24億円の入札金が必要ですが、年俸10億から15億円の5年契約を基本とした争奪戦が展開されそうです。100億円未満で収まる『お買い得選手』で、メジャーでは先発ローテの3番手から5番手の評価ですが、WBCなどの結果を見ると、確実に勝ち星が計算できるため、人気が集まっているのです。先発投手が手薄で一線級を取り損なった球団が、余った資金をつぎ込み、入札金と合わせ総額100億円を下限とした大型契約を持ちかけることも考えられます」(現地メジャー関係者)

 2年前に楽天からヤンキースへと移籍した田中将大(27)の7年190億円という大型契約と比べて約半分の評価。だが、今季の推定年俸が3億円のマエケンにしてみれば、約3倍から5倍以上もの年俸を手にすることになる。蓋を開けてみれば10球団以上の争奪戦に発展する可能性は大だ。

 しかし、全ては広島がポスティング移籍を認めなければ始まらない。「プレミア12」が終わりしだい、広島は方針を発表すると見られるが、なかなか煮えきらない理由がある。凱旋帰国した「男気」黒田博樹(40)の進退が決まらないからだ。今季最終戦後も来季の現役続行を断言せず、球団関係者をやきもきさせている。

「もし黒田が引退となると、広島は最後にもう1年、マエケンを残留させる可能性がある。エース級が2人同時に抜けるのは非常に痛いですよ」

 とは、広島のスポーツメディア関係者の声である。

 GM会議で黒田の代理人がメジャー球団に売り込みはかけなかったが、「クロダはどうするのか。またメジャーに帰ってくるつもりはあるのか」と、復帰オファーを念頭に置いて情報収集しているメジャー球団関係者の姿も見られた。黒田を巻き込んでのマエケンの動向を注視する必要がある。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    なぜここまで差がついた!? V6・井ノ原快彦がTOKIO・国分太一に下剋上!

    33788

    昨年末のスポーツニュース番組「すぽると!」(フジテレビ系)降板に続いて、朝の情報番組「いっぷく!」(TBS系)も打ち切り決定となったTOKIOの国分太一。今月30日からは同枠で「白熱ライブ ビビット」の総合司会を務めることになり、心機一転再…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<寒暖差アレルギー>花粉症との違いは?自律神経の乱れが原因

    332686

    風邪でもないのに、くしゃみ、鼻水が出る‥‥それは花粉症ではなく「寒暖差アレルギー」かもしれない。これは約7度以上の気温差が刺激となって引き起こされるアレルギー症状。「アレルギー」の名は付くが、花粉やハウスダスト、食品など特定のアレルゲンが引…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<花粉症>効果が出るのは1~2週間後 早めにステロイド点鼻薬を!

    332096

    花粉の季節が近づいてきた。今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は全国的に要注意レベルとなることが予測されている。「花粉症」は、花粉の飛散が本格的に始まる前に対策を打ち、症状の緩和に努めることがポイントだ。というのも、薬の効果が出始めるまでには一定…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
上原浩治の言う通りだった!「佐々木朗希メジャーではダメ」な大荒れ投球と降板後の態度
2
フジテレビ第三者委員会の「ヒアリングを拒否」した「中居正広と懇意のタレントU氏」の素性
3
3連覇どころかまさかのJ2転落が!ヴィッセル神戸の「目玉補強失敗」悲しい舞台裏
4
ミャンマー震源から1000キロのバンコクで「高層ビル倒壊」どのタワマンが崩れるかは運次第という「長周期地震動」
5
巨人「甲斐拓也にあって大城卓三にないもの」高木豊がズバリ指摘した「投手へのリアクション」