芸能

天才テリー伊藤対談「林寛子」私、子役の頃からかわいかったです

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●ゲスト:林寛子(はやし・ひろこ) 1959年、東京都生まれ。4歳で児童劇団に所属し、芸能活動を開始。67年、NHK朝の連続ドラマ「旅路」に出演し、注目を浴びる。73年、「君こそスターだ!」(フジテレビ系)の第1回グランドチャンピオンに輝き、翌年「ほほえみ」で歌手デビュー。75年、「素敵なラブリーボーイ」の大ヒットで一躍トップアイドルに。07年には東京・大田区に「林寛子の店 カラオケサロン ラブリー寛寛」をオープンする。14年、江藤博利とのプロデュースによる舞台「昭和歌謡コメディ~築地そば屋笑福寺~」を旗揚げし、年2回の定期公演を行う。第4回公演は12月17日~20日、築地本願寺内ブディストホールにて開催。みずから作詞を手がけた江藤とのデュエット曲「ラブリーボーイはみかん色」が、12月にCD発売予定。

 名子役からキャリアをスタート、70年代は人気アイドルとして活躍した林寛子。現在も芸能活動を活発に行い、さらには自身でカラオケサロンや舞台も展開、歌と笑いで多くのファンに夢を与え続けている。そのあまりのパワフルさに、対する天才テリーも押され気味!?

テリー お、すごくかわいい服だね!

 わ~、うれしい! いつもオシャレなテリーさんに負けないように、頑張って着てきたんです。最近のライブや自分のお店で歌う時の衣装なんですよ。

テリー ああ、あのカラオケサロンだ。テレビで紹介されてるのを何度か観たけど、いつもお客さんがいっぱいで繁盛してるみたいだね。やっぱり、昔からのファンが多いの?

 そういうお客さんも、もちろんいらっしゃいますけど、最近はインターネットの時代ですからね。「ニッポンの楽しいカラオケ店」って検索すると、うちのお店がヒットするらしいんですよ。

テリー へ~、それはスゴい。海外からも注目されているんだ!?

 ですから、私のことを知らない海外のお客さんも来てくださったりするんです。遠いところだとジンバブエとか(笑)。

テリー そりゃ確かに遠いわ(笑)。

 それ以来、「遠いからお店に行けない」なんて言う方には「ジンバブエから来るより近いでしょ?」って、よく冗談で返すんですけどね(笑)。

テリー ハハハ、でも若い頃にテレビで観ていたアイドルとそんなふうに気軽に会えるなんて、考えてみれば夢のようだよなぁ! お店に行けば、いつも寛子ちゃんに会えるの?

 公演や番組出演などと重ならないかぎり、基本的には毎日お店に出ていますし、毎日ミニライブもやっています。

テリー タレントと経営者という、2つの立場があるわけだけど、今はどちらかを優先している感じ?

 いえ、私の中では両方がリンクしてるので、どっちを優先ってことはないですね。お店を始めた理由も「いつも歌える場所があればいいな」と思ったからなんですよ。やっと地に足をつけられる、大事な私の居場所ができたなって感じです。

テリー ホントに歌が好きなんだね。だけど、アイドルより先に子役としてデビューしたんでしょ?

 そうですね。父がそういうのが好きだったみたいで、何かの応募チラシを見て、4歳の時に「劇団日本児童」に入れられたんですよ。それでお稽古をしながらオーディションに通う、みたいな。当時は「面接」っていう言い方をしていましたけどね。

テリー 寛子ちゃんぐらいかわいかったら、すぐ人気者になったんじゃない?

 そんなことないですよ、って謙遜したいんですけど、ホントにそうだったんです(笑)。小学校の低学年ぐらいになった頃には、面接会場に私がいると、「あの子がいると、役を持っていかれるからもうダメだ」って煙たがられる感じで。

テリー 小学生の面接荒らし、かっこいいな(笑)。

 でも、私は「ケンちゃん」「チャコちゃん」みたいな、子役キャラクターのネームバリューを持たなかったので、それは今考えるとラッキーでした。

テリー そうか、キャラクターが有名になりすぎると、逆に大変そうだもんな。

 子役のイメージが固まってしまうと、世間はそれしか求めなくなるし、それが自分自身の成長の妨げになってしまうところもありますからね。

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