12月9日に発表された「Yahoo!検索大賞2015」にて、三代目 J Soul Brothersが大賞とミュージシャン部門賞のダブル受賞を果たした。授賞式にはボーカルの登坂広臣と今市隆二が出席したが、ワイドショーなどでその様子を見た視聴者からは、「あの二人は誰?」という声があがっていたのである。テレビ誌のライターが解説する。
「授賞式では司会の雨上がり決死隊が二人に話を聞いたのですが、最後まで一度も、彼らの名前を口にすることがなかったのです。普通であれば『では今市さん』などと呼びかけるものですが、おそらく宮迫と蛍原も二人の名前を認識していなかったんじゃないでしょうか」
その授賞式で唯一名前があがったのはNAOTOだったが、それは宮迫がNAOTOと飲んだ時、ずっとナオト・インティライミと勘違いしていたというエピソードでのこと。いかにメンバーの個人名が浸透していないかを浮き彫りにする結果となったようだ。その理由を前出のライターは48グループにたとえて説明してくれた。
「本店と呼ばれるAKBでは複数のメンバーが顔と名前を知られているのに対し、支店と呼ばれる派生グループではSKEなら松井珠理奈、NMBなら山本彩くらいしか世間一般には知られていません。HKTに至ってはAKBから移籍の指原莉乃だけでしょう。同様にEXILEファミリーでも、本店のEXILEは各メンバーが知られているのに対し、三代目JSBやGENERATIONSでは、見た目が目立つメンバーくらいしか世間には覚えられないのです」
ファンの間での人気度はともかく、世間一般での知名度で言えば、三代目JSBでは187センチの長身が目立つ小林直己(NAOKI)、GENERATIONSではバラエティでも活躍する関口メンディ─が、顔を覚えてもらっている唯一の存在かもしれない。今後はテレビ出演時に名札を付けていたほうがいいのでは?
(金田麻有)