◆実戦指南「年末年始の戦略」◆
年末年始は、黙っていても客が来る状況ゆえに「絶対にシブい」と考える人は多いでしょう。しかし、実は大還元をすることが最も多いのも何を隠そう、この年末年始なのです。
過去、実際にあった例では「元旦にスロット全台設定6」や、もっと遡れば「全台モーニング(お店がボーナスを内部成立させてから開店を迎える)」などです。そもそもお店が還元をする契機といえば、「開店」「新台入れ替え」「旧イベント日」「動画番組の収録」などが真っ先に思い浮かびますが、この他に考えられるレアケースは以下のとおりです。
【期待度小=やる店はあるが過度の期待は禁物】
●天気予報で台風や大雪の予報が出ている日。
●連休中のどこか1日。
●まれにある第5土日。
こちらはお店側も心得ているノウハウですので、日常的に期待できるレアケースです。
【期待度中=やるかどうかが難しいので狙い撃てないが、やれば大きな還元になる】
●集客が多い日に行われるガセイベントでのゲリラ的な還元。
これは、するもしないもお店の英断しだいなので、刺されば大儲けですが、当てが外れたらさんざんな目にあう丁半バクチ的な日。
【期待度大=不人気の日の感謝的な還元】
●大みそかや元旦、クリスマスなどを狙った還元。
●閉店の日。
こちらにいたっては、そもそも勝負に適さない日です。それだけに「こんな日にまで来てくれるのだから本当のファンだ」と思って、店が還元するとなれば、最高の出玉が期待できるというわけです。
◆実戦指南「今だけ平日」◆
ただ、このような日に打ちに行くのは勇気がいります。そこで私は、大阪のおばちゃんを見習って“今だけ戦法”をすることにしています。
これは大阪のおばちゃんが、高速道路のパーキングなどで女子トイレが混んでいる時に「今だけ男~」と言いながら堂々と男子トイレに行く、あの光景にならい、「今だけクリスマスじゃない日~」と、臆面もなくパチンコする戦術です。もちろん、負けてもクリスマスや元旦に負けたことにはカウントしません。
この戦法で、店内に入って、ダメならチョロキック程度の負けで帰ってくるというのはいかがでしょうか。当たればデカイので、気になった方はチョイと試してください。
◆プロフィール 浜田正則(はまだ・まさのり) パチンコ生活歴30年。業界寄りの記述をする「パチンコライター」とは一線を画し、ファン目線で真実のみを文章につづる「ギャンブルライター」として19年目を迎える。漫画の原作者としても活躍しており、作品は多数。