活動継続で落ち着きつつあるSMAPだが、今回の騒動では中居正広が吉本興業に移籍するという噂もあったようだ。テレビ誌のライターが説明する。
「移籍の真偽はともかく、中居がダウンタウンの松本人志をはじめ、複数の吉本芸人に相談していたのは確かなようですね。吉本ならジャニーズ事務所に負けず劣らずの影響力があり、バラエティ志向の中居にとっては絶好な移籍先だったことでしょう。それこそSMAPを丸ごと受け入れる企業体力だってあるはずです」
そんな吉本はお笑いだけの事務所ではない。同社には勝谷誠彦や岡田斗司夫といった文化人、広島・黒田博樹などのスポーツ選手、さらにはデーモン閣下まで所属しているのだ。しかも、さらに陣容拡大を図っているという話もある。テレビ誌ライターが続ける。
「吉本は番組制作会社としても大手のひとつで、2014年12月にはアイドル専門チャンネルの“Kawaiian TV”を開局するなど、自社コンテンツの制作にも積極的です。それゆえスター性のあるタレントはいくらでも欲しいところでしょう」
そんな話を裏付けるような発言が最近、吉本芸人の口から語られたという。それは1月20日に収録された番組「『あまちゃん』のココがすごい!~もう一度じぇじぇじぇSP~」(CSファミリー劇場)でのことだ。
「特別ゲストが来ると聞かされていた博多華丸が、『もしやと思ったので残念でした』と、能年玲奈への期待を口にしたのです。この時期に能年がテレビ番組に出演するはずもありませんが、トラブルの渦中にある他事務所のタレントにあえて言及するあたり、吉本が能年に食指を伸ばしていると深読みしてもおかしくはありません」(前出・テレビ誌ライター)
SMAPの勧誘に失敗した今、能年の獲得に吉本が本腰を入れる可能性は上がったのかもしれない。
(金田麻有)