なんでもかんでも「ギャップ萌え~!」とはいかないようだ。
17日、ドラマ「臨床犯罪学者 火村英生の推理」(日本テレビ系)が放送された。同ドラマは犯罪学者役の斎藤工と推理作家役の窪田正孝の二人がバディを組み、周辺で起きる怪奇事件を解決していく推理エンターテインメント作品となっている。
とくに女性視聴者たちは、今が旬のイケメン俳優のタッグに内容そっちのけで終始クギ付けになっていた様子がネットにもアップされている。
とはいえ、そんな女性たちを含めた視聴者たちが「これだけは気になって仕方なかった」という部分もあったようだ。
それは窪田が演じた推理作家・有栖川有栖の何とも表現のしづらい関西弁だ。大阪生まれ大阪育ちという設定であることから、セリフが関西弁になっているのだが、どうやら視聴者はそれがやたら鼻についたようなのだ。
「神奈川県生まれの窪田がそれなりに頑張っている関西弁。同じ関東出身である夏木マリも関西弁を話していますが、こちらは年の功かかなり自然な関西弁ができている。そのために余計に2人の会話シーンでは窪田の関西弁が悪目立ちしてしまっています」(芸能誌ライター)
ネット上でもやはり窪田と夏木を比較して、「夏木さんの関西弁が流暢過ぎて、窪田は晒し者状態」「これさぁ、マジでもう少しどうにかならないの?」「きっと関西の視聴率がダダ下がりになるぞ!」「ああイライラする。中国人の日本語と同じ」など、首をかきむしる思いで観ていたようだ。
クールなイメージが強く、しかもシャイながらマッチョでダンスが得意。そのミステリアスさとギャップで女性たちから人気沸騰の窪田だけに、今回のミステリードラマへの起用もドンピシャだったはず。ところが今回はどうにも不発。ちなみにハリウッドでは「訛りを上手くこなせるかどうかがいい役者とそうでない役者の分岐点」と言われるだけに、期待の若手ももう少し“勉強”が必要かもしれない。
(権田力也)