爆笑問題の太田光が1月24日、「サンデー・ジャポン」(TBS系)にてSMAPの公開謝罪について自説を披露。「彼らは大人で、自分で選んであれをやった」と力説し、その謝罪に対して世間が“やらされている”と批判することについては、「一人の男として決意してやってることに対して失礼」との見方を示したのである。この意見について芸能ライターは驚いた様子で語る。
「まさか太田は、この公開謝罪がSMAPの自発的な意思で行われたとでも信じているんでしょうか? しかも太田は、『SMAPの看板を守るために自分のプライドを押し殺して頭を下げるのはかっこいいなと思う』とも語っていましたが、今回の公開謝罪がSMAPの看板を守るためではなく、ジャニーズ事務所による制裁の一環であることは明らかなはずです」
そんな太田は普段から政治や社会問題に関して積極的に発言しており、政府や大企業への批判も辞さない姿勢が一部から評価されてきた。それにしては今回のSMAPの件ではキレ味が鈍すぎやしないだろうか。前出の芸能ライターが続ける。
「太田は、『多少の損得考えて行動するのは許してやったほうがいいんじゃないかな』とも語っていますが、そもそも世間はSMAPのメンバーに対して許すとか許さないと考えているのではなく、公開謝罪を強要させたジャニーズ事務所に対して怒っているんですよ。しかし太田は、そんな事務所への批判を表立って取り上げず、話を矮小化しようとしています。社会ネタを得意とする芸人とはとても思えませんね」
公開謝罪をネタにするなら、下げたくない頭を下げたSMAPはエライ、と持ち上げておけば良かったはず。それなのに世間の声を批判するとは、太田の勘もずいぶんと鈍ったようだ。
(金田麻有)