1月18日に放送された「SMAP×SMAP」(フジテレビ系)の「生謝罪」で、一応の収束をみたSMAPの独立騒動。リーダー中居正広ら4人は、メリー副社長に対しては複雑な思いを持っているが、ジャニー喜多川社長には今も恩義を感じているという。
「SMAPがここまでスターになったのは、マネージャーのI女史の存在はもちろん、プロモーションの天才であるジャニーさんの手腕が大きいんです。バラエティ番組に出ることを後押ししたのもジャニーさんですからね。4人はジャニーさんとメリーさんに直接会って謝罪していますが、スマスマで草なぎくんが、『事務所に』や『ジャニーさんとメリーさんに』ではなく、『ジャニーさんに謝る機会を‥‥』と言ったのは、その表れです」(テレビ局関係者)
ジャニーズ事務所といえば、独立したタレントには徹底的に圧力を掛けると言われているが、これも社長はノータッチだという。親交のあったベテラン記者が語る。
「1991年の正月、自宅にお邪魔していたのですが、その日、田原俊彦さんと中山美穂さんのハワイ旅行がスクープ報道され、ジャニーさんはスポーツ紙を読んでそれを知りました。怒りというより、哀しい表情をしていたのが印象的です。メリーさんは激怒してたみたいですけどね。トシちゃんはその後、独立し、低迷しましたが、ジャニーさんは『田原を干せ』という指示は出してないはずです。良くも悪くも、『自分が見つけた男の子をスターに育てたい』というだけですからね」
今回も怒りはせず、ただ哀しい顔をしていたというジャニー喜多川社長。「自分が可愛がってきた恋人にフラれた」ような気持ちなのだろうか。
(長谷部葵)