2月16日放送の「踊る!さんま御殿」(日本テレビ系)にて、板野友美の出番が10秒ほどしかなかったことが話題となっている。この日は犬好きの一人として登場し、冒頭で明石家さんまに話を振られると、「吠えたりウーッて言ったりしなくて、飼い主にすごく忠実なんですよ」などと発言。このセリフが唯一の出番だったのである。そんな板野に関して、アイドル誌ライターが語る。
「板野は致命的なほどトークができないんです。2014年には初の冠番組『板野パイセンっ!!』(TBS系)を射止めたものの、トークを回すのは共演者である小島瑠璃子の役目。主役の板野は無言で相槌を打つ始末で、自分の番組なのに当事者意識が感じられなかったのです」
そんな板野に対して堂々たるスピーチを披露したのが、2月17日にブルーレイ関連の授賞イベントに出席した前田敦子だ。板野と同じくAKB48卒業生の前田は、映画「マッドマックス」の印象を約1分にわたって語るなど、大きなミスもなくプレゼンターの大役を務めていた。そんな前田について前出のアイドル誌ライターが解説する。
「前田の良さはエースの立場で鍛えられたトーク力に加え、客席や関係者に向かってちゃんと笑顔を作れること。当たり前のことのようですが、自分の役割を当事者として自覚していないと意外に難しいものです。そんな前田に対して板野は、他人のトークに笑うシーンばかりが目立ちますが、それって傍観者意識なんですよね。ひな壇に座る立場ならともかく、番組やイベント出演者という自分の立ち位置を理解できていない証拠でしょう」
よく「迷走している」と批判される板野だが、その本質は主体性の欠如にありそうだ。本人が志望するアーティストなら自分のパフォーマンスに没頭すればいいが、それでも曲間のMCは必要なはず。それともMCなしで観客を熱狂させる自信があるのか、本人に聞いてみたいものである。ちゃんと答えてくれるかどうかは不安だが‥‥。
(金田麻有)