元SKE48の松井玲奈が、3月15日スタートの深夜ドラマ「神奈川県厚木市 ランドリー茅ヶ崎」(TBS系)にて連続ドラマ初主演を果たす。連ドラはこれが3本目だが、「フラジャイル」(フジテレビ系)では第3話からの出演で、レギュラー出演としては「ニーチェ先生」(日本テレビ系)に続いての深夜枠となる。そんな松井についてテレビ誌のライターが分析する。
「深夜ドラマのレギュラーは、視聴率を気にすることなく演技の経験を積める貴重な場。とくに『ランドリー茅ヶ崎』ではベテランで実力派の滝藤賢一が相手役ですから、演技の勉強には最高の環境でしょうね。女優としてはまだヒヨっ子の松井ですが、もともと女優志望ですし、芸能界入りのステップとしてSKE48を選んだという周到な面もあります。おそらくは事務所としても松井をじっくりと育成する方針なのでしょう」
その松井はトップアイドルの一人として活躍したが、アイドルと女優では勝手が大きく違うもの。ドラマ「ど根性ガエル」(日本テレビ系)での演技が酷評された前田敦子や、主演映画「のぞきめ」が爆死確実と不評の板野友美など、48グループ出身の先輩女優にはあまりいい話がないのも事実だ。だが、松井にはそんな先輩たちと違う面があるという。アイドル誌のライターが指摘する。
「SKE48の二枚看板として活躍した松井ですが、その人気とは裏腹に見た目がアイドルらしくないのです。アイドルに詳しくない女性には『この子がアイドルなの?』と驚く人もいるほど。本人も尊敬する人物に戸田恵子や生瀬勝久をあげるなど、そもそもの志向からして女優向きですね。そのおかげでドラマ出演においも視聴者から“アイドルあがり”と色眼鏡で見られることが少ないはずです」
普段は物静かで孤独を好むとさえ言われる松井だが、ドラマ「ニーチェ先生」(日本テレビ系)ではゴミ箱を漁ったり泥酔したりとぶっ飛んだ演技が評価されている。そんな彼女なら、コメディタッチの物語だという「ランドリー茅ヶ崎」でも、アイドルの枠を飛び出した演技を見せてくれそうだ。
(金田麻有)