今やドラマに映画にCMに引っ張りだこの吉田羊。とくにCMに至っては現在11社との契約があり、「CM女王」と呼ばれた往年の上戸彩やベッキーにも迫る勢いだ。
「吉田がCMに多数起用される表向きの理由は、幅広い企業ニーズに応えられる大人の色っぽさと清潔感を持ち合わせているから。言い換えれば、CMキャスティング決定権がある“年配男性にウケがいい”ということです。もともと吉田が注目されたきっかけも、中井貴一のおかげですからね」(広告代理店関係者)
08年放送の朝の連ドラ「瞳」(NHK)で三浦看護師という、いわゆる端役だった吉田。西田敏行とのアドリブ交じりのやり取りを演じる吉田に目をつけた中井はNHKの関係者に問い合わせ、自身が主演した同年放送のドラマ「風のガーデン」(フジテレビ)に起用したのだ。また、「花子とアン」(NHK)で一躍人気となった俳優の吉田鋼太郎も「羊の大ファン」と公言しており、その“おやじキラー”ぶりがうかがわれる。
「吉田は“見るからに美人”ではなく“よく見ると割と美人”なタイプ。さらに特殊なキャラクターの持ち主でもない。例えば、繁盛するスナックのママにこのタイプが多いのは、仕事に疲れたオヤジがホッとできる相手だからです」(前出・広告代理店関係者)
オヤジを上手に転がすことが、CM女王への最短ルートのようだ。