ももクロの弟分として2011年にデビューした7人組の男性グループ「超特急」が、地上波で初の冠番組となる「超特急のふじびじスクール!」(フジテレビ系)を4月3日にスタートさせる。昨年12月には東京・代々木第一体育館でのアリーナライブを成功させるなど、人気急上昇中の超特急だが、今回の冠番組がニュースになると、いわれのないバッシングを受けるようになったというのだ。テレビ誌のライターが教えてくれた。
「彼らのことを知らないネット民から『またフジテレビが韓流をゴリ押しか!』という批判が巻き起こっているのです。超特急はメンバー全員が日本人で、韓国とは何の関係もないのですが、結成当初から韓流グループに間違われることが多かったのも事実。しかもフジテレビは以前、韓流を推し過ぎていると批判されていましたから、誤解に拍車をかける結果になってしまいました」
その超特急ではメンバーの名前がカイやユーキなどカタカナで表記されていたり、曲名がすべて英文字表記であることが、韓流との誤解を生む理由となっている。人気韓流グループの「超新星」と混同されることも多く、「日本語上手いじゃん」とまで言われる始末だ。一方でテレビ誌のライターは、こんな見方を教えてくれた。
「もし初冠番組がフジテレビ以外だったら、ここまでの騒ぎにはなっていなかったかもしれません。韓流偏重との批判から2011年には抗議デモにまで発展した経緯もあり、今でもフジテレビが韓流に優しいと信じているネット民は少なくありませんからね」
思わぬ風評被害を受けた形の超特急だが、別の視点で見れば、グループの知名度がまだ全国区に達していないということでもある。今回の一件を発奮材料として、冠番組を持つのにふさわしい人気を獲得してもらいたいものだ。
(金田麻有)