ビートたけし(69)の弟子集団といえば、言わずと知れた「たけし軍団」だ。すでに30年以上もの長きにわたり活動を続けてきただけに、軍団メンバーも激しい出入りを繰り返してきた。そしてその数だけ、たけしが命名する珍妙な芸名が生まれてきたものだ。
ダンカンの当初の芸名が、やすし師匠に「なめとんか!」と激怒された「ふんころがし」だったのは有名。また、軍団に芸名を付ける集まりで、それ以前から「東」と呼んでいた東国原英夫について、たけしが、
「『東』は、そのまんま『東』でいいや」
と言ったところ、書記係を務めていたラッシャー板前が「そのまんま東」と記入したことから生まれた芸名もある。そのラッシャーにしても、前職の板前と、かつてインパクトのあったレスラーのリングネーム・ラッシャー木村を組み合わせたものである。
軍団メンバーの数だけ名前があるのは当然であるし、ルビー浅丘モレロからスタートし、5回の改名を経た、現・ダイオウイカ夫のように何度も命名され、前の芸名が捨てられていったケースもある。また、命名まではされたものの、世間に浸透する前にすぐ辞めていった弟子もいたばかりか、2択で本人に芸名を選ばせたパターンもあり、世に出ていない芸名は多い。例えば、玉袋筋太郎の場合は3択で、「シロマティ」「蟻の門渡哲也」は日の目を見ることがなかった。
とある、熱心なたけしファンが吐露する。
「あんな芸名をたけしさん直々につけてもらえるなんてことになればうれしいですけど、服を着てないまま雪山に放り出されたり、熱湯に沈められたりすることを考えたら弟子入りなんてとてもできなかった。一度は頭をよぎったこともあるけど、断念しました」
確かに、それは賢明な判断だったとも思う。
それでも、せめて日の目を見ることがなかった芸名なんてもらえたら‥‥。サラリーマンであれば、自分の名刺に芸名を入れて、たけしさんの思い出を語りながら営業成績をアップさせるなんてことも可能かもしれない──。
ここで朗報!
たけしさんが、とある条件をクリアすれば使っていない芸名をくれるというのだ。ちなみに候補は、「新大久保きよし」「田代英太」「やくみつゆ」など盛りだくさん。
詳細は、5月2日頃更新のネット・マガジン「お笑いKGB」5月号で発表される。