4月14日に熊本地震が発生し、現在も多くの被災者が避難生活を余儀なくされている。そんな中、笑顔の写真をインスタグラムに投稿した長澤まさみなど、芸能人に対する「不謹慎だ!」という批判がエスカレートしている。週刊誌記者が語る。
「何かあるたびに『不謹慎だ!』と騒ぐので、ネットでは彼らは『不謹慎厨』と言われています。長澤さん以外にも、西内まりやさんやダレノガレ明美さんなどが批判されていますね。芸能人側に落ち度はありますが、『そこまで叩かなくても‥‥』というのが多くの声でしょう。過剰に騒ぐ人たちは被災者のことを思っているわけではありません。ただ自分が気にくわないだけです。こうした動きは、テレビ番組やスポンサーへのクレームなどで以前から問題になっていますね」
2月3日に放送された「今知っておきたい世界のキケン地帯に住む人々」(テレビ東京系)に出演した高橋みなみへのクレームが問題になったという。週刊誌記者が続ける。
「高橋はタイの人身売買の現状を直撃取材したのですが、『悲惨な現場に行くのに衣装が派手すぎ』『化粧してるのはおかしい』『不謹慎だ』という声が局に寄せられたんです。確かにこの番組は、業界内でも問題になりました。ただ、問題になったのは高橋ではなく、MCの後藤輝基(フットボールアワー)や、芸人たちの言動です。両足を切断された男性や人身売買された女性がVTRに映る中、終始、半笑い。無理にギャグを言ったりしていて、正直不愉快でした。ですが、『不謹慎厨』の矛先はなぜか高橋に向かいました」
自分が気にくわないだけで「不謹慎だ!」と騒ぐ「不謹慎厨」。過剰に反応する彼らのほうが余程「不謹慎」だと思うのだが‥‥。
(長谷部葵)