来年公開の「TAP THE LAST SHOW」が4月5日にクランクイン。同作は水谷豊が映画監督デビューすることで注目を浴びている。
「水谷が23歳の時のアイデアをもとにしたオリジナル作品。現場では、初監督とは思えない手際の良さを発揮している。主演の元天才タップダンサー役との掛け持ちは体力的にもハードながら、オーディションで選んだ新人ダンサーらに演技を付けるなど、大忙し。還暦をとうに過ぎたというのに、全く疲れを見せない水谷の張り切りようにスタッフも舌を巻くほどです」(映画ライター)
プロデューサーは「HOME 愛しの座敷わらし」「少年H」「相棒劇場版III巨大密室!特命係 絶海の孤島へ」「王妃の館」など水谷主演映画を多数手がけてきたプロデューサーだ。監督初挑戦の言い出しっぺでもある。製作・配給する東映の公式サイトには、「水谷さんの思い描いている世界観を画にできる人は、本人しかいない」と監督をオファーしたこと、2週間熟考の末、水谷がOKを出したことが紹介されている。
「水谷が大張り切りするのも無理はないんですよ。『相棒』シリーズのイメージが強すぎて、それ以外の主演映画は大コケ。相棒映画版も第3弾は興収がダウン。テレビシリーズも話題になるのは新相棒のキャスティングのみという末期的症状を呈している。要は飽きられたということなんですが、今や“天皇”とまで呼ばれるようになった水谷が納得するはずもない。『俺が監督をやれば当たる』と考えて突っ走ったのでは?」(テレビ関係者)
水谷は5年ぶりに宇崎竜童とのデュエットコンサートを再開、6月30~7月18日まで全国7会場10公演で歌いまくる。俳優、歌手、そして映画監督。来年の映画公開が楽しみでもあり、不安でもある。
(塩勢知央)