清原被告へ薬物を譲り渡していた小林容疑者の公判が行われる中、「次」に逮捕される可能性がある大物芸能人として、内偵が進むXだが、古くから薬物に依存していた疑いもここにきて浮上してきている。
「Xのクスリ疑惑は15年ほど前から有名な話ですよ。今まで表に出なかったのが不思議なくらいです」
こう話すのは神奈川県川崎市内のソープランド関係者だ。
ソープランドの経営者と親しかったXは、たびたび店を利用。だが、ある「特殊な理由」で出入り禁止になっていた。
「遊びに来る日は2、3時間、店を貸し切りにして、100万円くらい払ってくれる上客でした。ランキング上位の泡姫を接客させていたのですが、Xはプレイ中にかみつくのが大好きなんです。体中に歯形の痕が残ってしまうので、再び指名されても泡姫が拒否することがしばしば。そんなある日、今度はプレイ中に乳首をかみ切ろうとしたんです。その報告を聞いた経営者が怒り、入店を断るようになりました。Xの目はトローンとキマッていたり、服から甘い臭いがすることもあったそうです」(前出・ソープランド関係者)
大麻などの薬物乱用者の中には、使用中に衣類に臭いが付着して「甘い香り」がするケースもあるという。
8年ほど前から、覚醒剤にも手を出していたようで、Xと取り引きをしていたベテランの売人が、驚きの証言をする。
「携帯電話の電話帳に、Xの連絡先が登録されています。以前、『1くれや』と注文が入ったので、都内のデパートの駐車場で待ち合わせをすると、アタッシェケースを持っていました。札束がギッシリ詰め込まれ、『グラムじゃねえよ、キロで欲しいんだ、バカヤロウ!』とどなられました。現行犯逮捕を恐れて、私と接触する回数を減らすため、まとめ買いをしたかったようです。Xは電話中に急に泣きだしたり怒ったりして、情緒不安定でした。今は連絡を取っていませんが‥‥」
芸能界でも仲間うちで疑いを持たれたことがあったようだ。
「酒癖が悪く、酔っ払うとすぐに服を脱ぐ。キャバクラのホステスにも強要して、下着をチェックするんです。あまりにセクハラがひどかった時に、『クスリでもやってんの?』と冗談で聞いたら、急に真顔になって否定していました」(芸能関係者)
数年前の出演映画の舞台挨拶の壇上でも、疑惑は噴出しており、
「ふっくらしていた頬がコケて、別人のように痩せていました。薬物使用で芸能人の逮捕者が出ていた時期だったので、『Xも常習して体に影響が‥‥』とささやかれましたが、誰も聞けませんでした」(映画関係者)
「あとは“現場”を押さえるだけ」という警視庁。芸能界を揺るがす「Xデー」はいつなのか──。