「現在、清原さんは、彼を支援する六本木のサパークラブ『N』の経営者男性が借りたマンションに住んでいます。親しい友人に『ご迷惑をおかけしました』と神妙な面持ちで謝罪していました。外出すると目立ってしまうので、友人たちがマンションを訪れ、一緒に食事するなどして過ごしています」(清原被告の知人)
清原被告の近況を聞き出すため、「N」の経営者に10分間の出演でギャラ100万円を提示したテレビ局もあったが、経営者は拒否しているという。
清原被告の退院を手伝ったのも支援者たちだった。入院から4日後、午後6時過ぎに清原被告が入院する総合病院の駐車場に2人の男が乗った乗用車が入ってきた。男たちは張り込みをしていたマスコミの前に来ると、「(清原被告が)行きつけの焼き肉店の者」だと名乗り、焼き肉弁当30個を差し入れして、颯爽と去って行った。
「その翌日から清原被告が入院していた特別病室の部屋の明かりが消えました。マスコミが焼き肉弁当に気をそらされている間に、転院してしまったのかもしれません。その後、清原被告の支援者の一人が『(東京都)小平市内の総合病院に入院している』と教えてくれたので張り込みをしていたのですが、マスコミを攪乱するために流したニセ情報でした」(スポーツ紙記者)
逮捕前に交際していた、銀座の高級クラブ「V」のホステスをしている「20代前半のハーフ美女」との関係も続いているようで、
「女性のほうが清原に夢中になっていて、別れるつもりはないようです。彼女の父親も公認で、逮捕されたあとも周囲に『別れさせるつもりはない』と話していたそうです」(前出・スポーツ紙記者)
4月27日には、清原被告に覚醒剤を譲り渡していたとして同じく覚醒剤取締法違反の罪に問われている売人、小林和之被告(45)の初公判が開かれた。
法廷では清原被告の供述調書が読み上げられ、清原被告の逮捕2日前に電話で交わしたやり取りが明らかになった。
清原「ありますか? 大丈夫ですか?」
小林「あります」
清原「じゃあ、1つお願いします」
「1つ」とは「覚醒剤1パケ(0.6グラム)と注射器数本を4万円」の意味で、
「以前から譲り受けていたので、これだけで意味が通じた」(小林被告)
小林被告は仕入れ先の密売人から1グラム4万円で買いつけ、利益を乗せずに清原被告に売り渡し、持っていた少量の覚醒剤も「おまけ」で渡していた。この「赤字取引」について小林被告は、
「私は清原さんの“信者”なので、儲ける気持ちはまったくありませんでした」
と供述。その調書が法廷でも読み上げられたのだった。