6月1日、芸能界一のおしどり夫婦として知られ、結婚38周年を迎えた中尾彬・池波志乃夫妻が、なれ初めの酒となった「越乃寒梅」の45年ぶりの新商品発表会に揃って姿を見せた。
1978年、時代劇ドラマ「達磨大助事件帳」で共演。当時“幻の酒”だった「越乃寒梅」を飲んだことを自慢した中尾に、池波は「いつでも飲める店知ってるわよ」と反論。2人して出かけた店で酒をくみかわし、すっかり意気投合、2カ月後に結婚したという。
「『越乃寒梅』がなかったら、結婚していませんでした。同じものを飲んでおいしいと言える価値観が一緒。これは単純だけど大事」と明かした池波。そんな彼女がこの10年、変わらず愛し続けているのがプロレスだという。特技は料理、趣味は日舞、三味線、茶道に華道、和服の似合う大和撫子ぶりが板についた池波だが、「プロレス1番、中尾は2番」というくらいハマっている。
芸術に造詣が深く多趣味な中尾だが、実は大の格闘技ファン。自宅でプロレス観戦する中尾のそばで観るうち、池波もすっかり魅せられてしまったという。お気に入りはアメリカのプロレス団体「WWE」だ。
「最初はルールも知らない、選手の顔や名前もちんぷんかんぷんだったが、試合のDVDを繰り返し観て勉強、自他ともに認める筋金入りの“プ女子”になった。『WWE』は、単なる取っ組み合いでなく、エンターテインメント性の高い一流のショーというのが持論。レスラーのキャラクター設定から筋立て、マイクパフォーマンス、決め技など、計算され尽くした波乱万丈の連続にメロメロ。自宅でのテレビ観戦では、中尾にオリジナルグッズのTシャツを着せ、大声で応援してストレス発散するのが定番」(プロレス雑誌記者)
年に1度の来日公演「WWE Live Japan」観戦が何よりの楽しみ。7月1・2日に両国国技館での開催を指折り数えて待つ日々だという。
(塩勢知央)