民放ドラマが視聴率に苦しむ中、放送中の「あさが来た」をはじめ、近頃のNHK朝ドラは高視聴率を連発。その秘密は一体どこにあるのか。
「今までの朝ドラは、良くも悪くもヒロインの人気次第で当たるも八卦、当たらぬも八卦でしたが、『あまちゃん』以降は、脚本の段階から“あてがき”された個性派の脇役たちがズラリと揃ったオールスターキャスト方式をとっています。これだと主役のヒロインが今イチでも、脇の面白さで充分楽しめる。半年間の長丁場を乗り切るなら、この方法が一番いいことにNHKも気がついたようですね」(テレビ誌ライター)
確かに「あまちゃん」の時は、小泉今日子や薬師丸ひろ子といった大物や、脚本を担当する宮藤官九郎の所属する「大人計画」の役者たちが多数出演して脇を固め、手堅く笑いを取っていたことが高視聴率につながったことは否めない。
しかし、朝ドラの戦略はそれだけではないと言う。
「次回作以降のヒロイン発掘にも余念がありません。『まれ』で主演を射止めた土屋太鳳は、『花子とアン』で妹役を演じていますし、次回作『とと姉ちゃん』のヒロイン・高畑充希も、『ごちそうさん』で妹役を演じています。出演者の中から次回作で誰がヒロインになるかを予想しながら観るともっと楽しめますよ」(テレビ関係者)
そう言った目で「あさが来た」を観てみると、それらしきヒロイン候補が見えてくる。
「一人は、あさの娘役千代を演じる小芝風花。大人しく見えますが、実は小さい頃からスケートをやってきたアクティブ系です。出番も多く可愛いと評判です。そしてもう一人が、千代の同級生であさに心酔する宣ちゃん役の吉岡里帆。活発な眼鏡女子とあって、『萌えた』というファンからの熱い声援が寄せられています。実は彼女はグラビアで水着姿も発表しているほどナイスバディ。この二人がいずれヒロインになってもおかしくありません」(前出・テレビ誌ライター)
民放もNHKの「高視聴率の方程式」を見習ったほうが良さそうだ。