視聴率を取りにいく気があるのか、企画立案者に尋ねたいところだ。
7月23~24日に放送されるフジテレビ夏恒例の「FNS27時間テレビ」の詳細が徐々に明らかになってきた。今年の同番組は「まるで“音楽フェスティバル”を見ているようなワクワク・ドキドキ感」を届けるというコンセプトから、「FNS27時間テレビフェスティバル2016」という番組タイトルに決定。また、「FNS全国高校生スーパーダンク選手権」「FNS全国そっくりキャラ選手権」など、放送予定の目玉企画もいくつかすでに発表されている。
ただ、昨年の「27時間テレビ」で放送された「FNSちびっ子ホンキーダンス選手権」があまりにつまらなかったこともあり、今回の素人出演系企画への世間の期待度はかなり低い。ところが、その素人出演企画よりも世間からツッコミが殺到している企画があるという。
「歌手のナオト・インティライミが様々なアーティストとコラボして27時間かけて100曲の名曲を歌い上げるという『ナオト・インティライミ27時間フェス(仮)』です。“27時間で100曲”という部分ももちろんですが、世間の多くの人が気になっているのは、なぜこの役回りをナオトが務めるのかということ。暑苦しくないキャラと歌声で、共演者の個性を消さずにすみそうな人選かもしれませんが、あえて観ようと思う人がどれだけいるか‥‥」(エンタメ誌記者)
ネット上でも「ナオト・インティライミをどんな人が聴いているのか想像がつかない」「他人の曲を歌うなら、May.Jでいいのでは?」「好きでも嫌いでもない。つまり興味ない」「口パクじゃなくても歌えるから選ばれたんでしょ」というネガティブなコメントが目立ち、企画自体がそれほどお茶の間の琴線に触れていないようだ。
最近は何をやっても裏目に出るフジテレビだけに、良い意味でも悪い意味でも人畜無害なナオトの力で、少しでも大コケのリスクを減らしたかったのかも?
(佐伯シンジ)