古式ゆかしい昭和顔が一部ファンから熱烈支持を受けている黒木華(26)。その清楚なイメージをかなぐり捨てて、ついに際どいシーンに初挑戦した新作映画を先取り公開する!
芸能デスクが“女優・黒木華”の魅力を語る。
「派手さはないが、ホッとする美人。しかも、演じる役によりコロコロ表情が変わるカメレオン女優ぶりは、山田洋次、野田秀樹、故・蜷川幸雄ら大物演出家から高い評価を受けました。中でもヒイキにしている岩井俊二監督は、彼女のために主演映画の脚本を書き上げたほどのホレ込みようです」
その作品が今年3月からロングラン公開中の映画「リップヴァンウィンクルの花嫁」。黒木演じる幸薄い女教師はネットで出会った男と結婚するのだが、その後は次々とトラブルに見舞われる──。
男にダマされてホテルに拉致されると、涙ながらにブラジャーを取る。シャワーを浴びるシーンではまっさらな“背中ヌード”を披露。さらに偶然知り合った女友達と深い関係になり、ベッドの上で抱き合っての“レズキス”までさらし、黒木が女優として大きく踏み込んだ作品となっている。
その撮影に密着した自身初となる写真集「黒木華写真集」(リトルモア)が6月10日に発売された。
「実は彼女、ほっそりしたうりざね顔だが、意外にも出るところは出たポッチャリ体形をしていて、ふだんは露出の少ない衣装を着ることが多いんです。この写真集では肉づきのいい二の腕をあらわにしたウエディングドレス、ムチッとした太腿を見せたミニスカ喪服姿などツウ好みのコスプレ変化が堪能できます」(前出・芸能デスク)
しかし週刊アサヒ芸能では、このコスプレ写真集を超える「本格セクシー」解禁情報をいち早くキャッチした。
「この秋に公開される映画『永い言い訳』で黒木は体当たりのセクシー演技に挑戦。黒木の役どころは、本木雅弘演じる売れっ子小説家と不倫関係にある女性編集者で、その妻が旅先のバス事故で亡くなる夜に不倫セックスにふけるのです。予告編では、ベッドで正常位に抱かれ、黒髪をかき乱しながらキスをする“初濡れ場”を公開。原作では、その後も男に求められるままにズルズルと不倫関係を続けて、せっせと腰を振る男に抱かれながら、まるで動物園の猿のようだと感じる“惰性セックス”が丹念に描かれています」(映画関係者)
新作映画で「不倫ベッド」を初披露する黒木へ、映画評論家の秋本鉄次氏がエールを贈る。
「これまで割烹着の似合う昭和の女のイメージが強かったが、お色気を解禁して女優としての幅を広げるまたとないチャンス。監督は『夢売るふたり』などで男女の腐れ縁を描くことにたけた西川美和氏で、本木雅弘も不倫相手にはもってこい。生のオンナの部分を存分に魅せていただければと思います」
色っぽい華がスクリーンに咲くのはこの秋だ。