オリエンタルラジオが率いるRADIO FISHの話題性は、もはやピークを過ぎてしまったようだ。6月22日から10週連続で新曲とリミックス音源をネット配信し始めたが、その一発目となる「黄金時代」がランキング下位に留まっているのである。音楽ライターが指摘する。
「リリース翌日のデイリーランキングを見ると、国内大手のレコチョクでは28位と低迷。レコチョクはdミュージックやLISMOと提携しているので、スマホで音楽を聴く若者たちにそっぽを向かれているのは明らかです。しかも音楽配信最大手のiTunesでは、100位まで表示されるランキングに顔を出しておらず、ランク外に惨敗。どうやら『PERFECT HUMAN』に続く二匹目のドジョウとはいかなかったようですね」
しかもこれらの配信サイトでは、1カ月も前から配信されている「PERFECT HUMAN」のほうが、「黄金時代」より上位にランクインしているのである。そんな一発屋状態のRADIO FISHが今後どうなるのか。前出の音楽ライターはこう推測する。
「今回の10週連続リリースは、8月26日に開催されるワンマンライブを見据えたもの。RADIO FISHの楽曲が常にチャートインしている状況を作ることで、ワンマンライブに話題の頂点をもっていく戦略だったはずです。しかしその目論見が外れたことで、ワンマンライブの注目度も大きく下がってしまうのではないでしょうか」
一発屋アーティストにありがちな、ヒット曲の時だけ観客が沸く。そんな光景が今から目に浮かんでくる人も少なくなさそうだ。
(金田麻有)