お笑いコンビ・オリエンタルラジオ率いるダンス&ボーカルユニット「RADIO FISH」が3月11日、音楽番組「ミュージックステーション」(テレビ朝日系)に初出演した。その中で彼らが行った、東日本大震災の被災者に対する配慮が話題となっている。
「2月の『ENGEIグランドスラム』で話題を呼び、瞬く間に世間へ広まった曲『PERFECT HUMAN』を、オリラジがMステで初披露しました。しかし、本来の歌詞である『Say天才! まさに天災!』の“天災”の部分を、この日は“天才”とテロップ表記を書き換えての放送でした。これは出演日が丁度、東日本大震災から5年目の3月11日ということで、被災者へ配慮したものだと思われます」(テレビ誌記者)
この判断に対しネット上では「オリラジの優しさを凄く感じた!」「こういう細かい配慮が出来るオリラジはさすが!」と称賛の声が飛び交っている。
そして今回の配慮には、昨年大ブレイクした、ある吉本芸人が影響している可能性があるという。
「オリラジの曲には『大地パッカーン海もパッカーン』『もっともっと叫べー!』『その血と魂を今ささげろ』という歌詞が登場し、これに『天災!』と続けば、3月11日ということもあり、一部のネットユーザーから不謹慎と騒がれかねません。なぜなら昨年、ブレイクした同じ吉本所属の『8.6秒バズーカー』も、8月6日の原爆投下をネタにしているという疑惑が浮上し、ネットで大炎上。それが人気急落に繋がりました。そのことが頭にあって、オリラジ側も細心の注意を払っているのでしょう」(芸能記者)
すでにユーチューブの再生回数は1800万回を超え、5月には初のアルバム「PERFECT HUMAN」を発売することも決定している。「8.6秒バズーカー」のように、すぐに消えることはなさそうだ。
(森嶋時生)