6月24日に法律違反薬物の取締法違反で高知東生容疑者が現行犯逮捕された事件。そのとき一緒に逮捕された五十川敦子容疑者が、ニコニコ生放送にも何回となく出演していた自動車レース界の有名人だったことが分かった。自動車ライターが驚いた様子で語る。
「五十川容疑者は『あつこ』名義でレースクイーンとして活動し、2010年には二次元キャラを車体にあしらったことで話題になったレーシングチームの広報担当者に就任。同チームによるニコニコ生放送には司会者的な立場で何度も出演しており、その方面ではかなりの有名人でした」
2006年にレースクイーンとしてデビューした五十川容疑者は、4年間にわたって一線級で活躍。広報担当者に転身した翌年には所属チームが初優勝を飾り、都内で開催された大規模な祝勝会にも参加。プレゼントコーナーの司会で会場を盛り上げるなど広報として大活躍していたようだ。
「同チームでは個人サポーター制度を導入しており、祝勝会にも200人以上の個人サポーターが参加。だから五十川容疑者を目の当たりにしたことがあるレースファンは少なくないのです。しかも同チームには日本レース界の第一人者である片山右京氏も関わっていたので、おそらく片山氏とも顔見知りでしょうね。ただ2011年限りで広報を退任しており、それ以降は撮影会モデルなど細々とした活動に留まっていたようです」(前出・自動車ライター)
彼女が身を置いていたレーシング業界は非常にストイックな分野で、法律違反の薬物とは完全に無縁の世界だ。そんな厳しくも華やかなレーシング界の栄華を味わった五十川容疑者が、なぜダークサイドに堕ちてしまったのか。数多くのレーシング関係者とレーシングファンを悲しませた罪は重いと言わざるを得ないだろう。
(金田麻有)