1980年のディスコに桐谷美玲がタイムスリップするというCMを展開しているY!mobile(ワイモバイル)。「月額1980円」のサービスに合わせて「1980」を全面に押し出し、6月期の好感度ランキング上位に入るなど、視聴者からも好評だ。桐谷美玲のボディコン姿にも注目が集まっているが、厳しい指摘が聞こえてきた。
「このCMには致命的な勘違いがありますね」と語るのは、テレビ関係者だ。「いかにも80年代」な光景を描いた同CMだが、何が勘違いなのか。
「タイムスリップした桐谷さんが『ボディコン?』とつぶやくほか、『お立ち台』が映し出されるなど、完全に伝説のディスコ、ジュリアナ東京のイメージで作られたCMですが、実はジュリアナ東京のオープンは1991年なんです。そう考えると、桐谷さんがタイムスリップしたのは1991年以降。『1980』がテーマのCMとしては痛すぎる間違いです」
新シリーズでは、かつて「美脚クイーン」として名を馳せた田中美奈子と桐谷が共演し、さらにバブリーな雰囲気を醸し出す同CM。指摘された時代考証の誤りも、バブル時代への憧れからの早とちりかもしれない。
(白川健一)