テリー ところで矢追さん、UFOって本当にいるんですか?
矢追 もちろん! 今時、そんなことを言う人がいるとは思いませんでした。
テリー アハハハ! いやいや、僕もいると思いますけど、一つ疑問があるんですよ。SF映画とか観ると、巨大なUFOとかがグワーッと出てくるじゃないですか。でも、高い技術があるなら、わざわざ人間の肉眼で見えるようにするのはおかしいんじゃないかと思うんですけど。
矢追 UFOはいろんな種類があるので、いくつか理由があります。まず“あえて姿を見せている”ケース。2つ目は、別次元から出たり入ったりしているUFOのケースですね。4次元か5次元かわかりませんけど、そこからちょっとこちらに出てきて、すぐいなくなる、そんなふうに地球を見物に来るヤツがいるんですよ。
テリー そうなんですか。
矢追 あとはアメリカとかロシアとか、つまり人間が作った地球製のUFO。みんなが目撃しているUFOの7割が、それです。
テリー だったら、本物の宇宙人は何のためにUFOを地球人に見せているんですか?
矢追 警告ですね。1954年にアイゼンハワー大統領と宇宙人が会っているんですが、その時に宇宙人側が「まず戦争と核兵器の開発をやめろ。そうしたら、我々の持つ優れた技術を提供する」と提言しているんです。結局、各国の足並みがそろわなくて、その時には実現しませんでしたが。
テリー 宇宙人にとって、地球はそんなに価値があるんですか? 別に滅んでしまったって「あいつら、バカだな」で済むんじゃないですか?
矢追 たぶん、地球がなくなると宇宙の調和が壊れて、自分の星にも影響が出るんですよ。人類だって、世界的に環境保護とかやっているじゃないですか。基本的には、それと同じようなものだと思いますね。
テリー なるほど。今後、地球人と宇宙人の関係はどうなっていきますか?
矢追 13年1月のダボス会議でロシアのメドヴェージェフ首相が、「オバマ大統領に、米ロ共同で宇宙人とUFOの存在を明らかにするよう呼びかける」と公表したんですよ。これはロシア外務省の報告書にも載っている事実です。しかも、去年の1月にもメドヴェージェフは同じことを言って、その時は「もしアメリカが同意しなければ、クレムリン独自でやるぞ」ということも付け加えたんです。ということは、近いうちにUFOの存在が発表される可能性が高いと思います。
テリー それは楽しみですね。人類にとって大きな一歩じゃないですか。
矢追 でもそうなったら、イギリスのEU離脱どころの騒ぎじゃないですからね。経済、法律、全てのルールを変える必要が出てくる。今のシステムは全部、「(宇宙人が)いないこと」が前提だからね。そんな大きな変化が来たら、金持ちはさぞ大変だろうね、僕みたいな貧乏人は怖くも何ともないけど(笑)。
テリー 矢追さん、お金ないんですか?
矢追 ありませんよ。だいたい未来に備えたってしょうがないんです。だって、1秒後の未来は「今」なんですから。次の1秒も、その次の1秒も、ずーっと死ぬまで「今」。だから常に「今」に全力を尽くして、自分が満足する方向に持っていかないと、僕はダメだと思ってるんです。
テリー 矢追さんは、やっぱりすごいな。考えることが本当に宇宙スケールだもの、こりゃ並大抵じゃ追いつけないね!
◆テリーからひと言
81歳とは思えない、この人間力! これも熱中できるものに出会えた人の強みなのかもね。皆さんもこの対談を読んだら、ぜひ空を見上げてみて。もしかしてUFOが見えるかも!?