フジテレビ伝統の「月9」ドラマに浮上の兆しが見え始めた。桐谷美玲が主演を務める「好きな人がいること」の第2話が7月18日に放送され、視聴率は10.4%をマーク。7月11日の初回に続き、2週連続で2ケタをキープした。
「数年前と比べると、制作予算は3分の2くらいまで削られています。エキストラはボランティアでまかない、ロケ代を節約するためにスタッフルームで簡単なシーンを撮影することもあります。主演の桐谷さんも現場では常に笑顔を絶やさず、スタッフの心の支えになっています」(ドラマ関係者)
現場の士気を高めているのは桐谷スマイルだけではなかった。前クールに放送され、全話の平均視聴率が8.5%と歴代最低を更新した「ラヴソング」に関わる“粛清人事”があったという。
「『ラヴソング』の演出や制作を担当したスタッフたちが連ドラの現場を外されてしまったんです。フジの湾岸スタジオではいつも見る顔だっただけに、周囲からは『飛ばされたんじゃないか‥‥』という声があがっています。これまで何クールも連続してドラマを担当していただけに“充電期間”をもらったとの見方もありますが、なんとも意味深な配置転換と言えます」(前出・ドラマ関係者)
体質が古臭いと批判されるフジテレビだけに、新陳代謝をしたのであれば視聴者は大歓迎だろう。