7月23日~24日にかけてバラエティ番組「FNS27時間テレビ」(フジテレビ系)が放送された。今年で30回目となる「27時間テレビ」だが、放送後、視聴者からの評判は良くなかったという。
「『27時間テレビ』といえば毎年、一定の知名度を持った芸能人が27時間、様々な番組に出続けるという醍醐味がありますが、今年はMCリレーという名の既存の番組を重ねただけの構成に、視聴者から不満の声が上がりました。さらに、それぞれの番組自体もお茶の間から人気が高いとは言えず、クライマックスのグダグダ進行も例年より目立ったため、一部からは『史上最低の27時間テレビ』とも言われています」(テレビ誌記者)
また歌手のナオト・インティライミが、100曲を目指して27時間歌い続ける企画や、2日連続でバラエティ番組『痛快TV スカッとジャパン』を放送する構成なども、バラエティファンからはあまり興味を持たれなかったようだ。
そんな中、夕方に放送された芸人のネタ見せコーナー「笑わせたもん勝ちトーナメントKYO-ICHI」での、ある芸人によるネタが物議を醸しているという。
「お笑いコンビ『どぶろっく』が、2014年に亡くなった日本を代表する俳優・高倉健を題材に、下ネタを交えた歌を披露したことで、批判の声が上がっています。彼らは、高倉が女性の胸を触ったり、いかがわしいビデオを借りたらどうなるかというネタを自身のオリジナル曲に合わせて披露したのですが、故人を下ネタで扱っているためか、MCを務めていた女優・松岡茉優がカメラで抜かれると、一切笑みを見せずにドン引きしている表情が映し出されました。また同時間、視聴者からも『故人を使ってこの下ネタはダメだろ』『マジで笑えない』『遺族の反応は大丈夫なのだろうか、とか考えて集中できない』と批判的な声が殺到する事態となりました」(テレビ誌記者)
高倉が存命ならば、まだ反応は違ったかもしれない。しかし、故人相手に下ネタを使ったということで、素直に笑えないという視聴者が多かったようだ。
(森嶋時生)