芸能界きっての“ムシキング”として知られる俳優の哀川翔。中でもカブトムシにかけては飼育歴14年、毎年自宅と茨城に借りている飼育所で5000匹を羽化させていることで有名だ。そんな“カブトムシ愛”が高じて、7月29日には自身が監修した「はじめてのカブトムシ飼育BOOK」(ブックマン社)も発売されている。
「夏休みの自由研究として定番の人気を誇るのがカブトムシの観察です。ところが意外と間違った飼育法が広まっている。例えば『カブトムシを飼う部屋でエアコンをつけてはいけない』『カブトムシのエサはスイカがいい』などはどちらも間違い。カブトムシの生育にはおよそ25度が適温ですから、エアコンで温度調節するべきです。カブトムシのエサはスイカが定番のように思いがちですが、実は水分が多く腐りやすいため、エサとして与えるのは昆虫ゼリーがベスト。そういった飼育に関する具体的なノウハウや、正しいカブトムシの大きさの測り方などは、すでに出版されている飼育本にも載っていますが、哀川はギネス級の大きなカブトムシや珍しい雌雄同体のカブトムシを羽化させた実績の持ち主。その哀川が年間飼育スケジュールや繁殖の環境作りのコツなどを監修していますから、昆虫好きには垂涎の内容です」(出版コーディネーター)
カブトムシの飼育は、大人になってからのほうが多くの発見があって面白いのかもしれない。