庵野秀明氏が総監督・脚本を務めた映画「シン・ゴジラ」が異例の大ヒットとなっている。
7月29日から8月28日までの公開1カ月で累計動員360万人、累計興行収入は53億円を突破。その勢いはいまだ衰えておらず、80億円超えも見込まれるなど、今年の邦画ランキング第1位が確実視されているのだ。
そのため、早くも映画関係者の間では、来年3月に行われる日本アカデミー賞で「シン・ゴジラ」が果たして何冠を達成するのか? が大きな話題になっているという。
「主役を務めた長谷川博己の主演男優賞、竹野内豊の助演男優賞のほか、監督賞、脚本賞、撮影賞などの獲得が確実視されています」(映画ライター)
だが、こうしたなかでひとり蚊帳の外に立たされているのがメインキャストの石原さとみだ。
「バイリンガルの米国大統領特使役を務めた石原は、日本語と英語を織り交ぜて話すセリフも多いのですが、その発音に映画を見た人たちは『ルー大柴みたい』と酷評。客席からは石原が登場するたびに失笑が起こっていました。これでは石原がCMに出ていた英会話学校も面目丸つぶれですよ(苦笑)」(前出・映画ライター)
「シン・ゴジラ」への出演が決定した直後、石原はメディアに対して「いま絶対に日本人に見てほしい映画。私の女優人生でも重要な作品になる」と意気込んでいたが、むしろ女優評価を落としかねない受難の作品となったようだ。