まもなくウィンタースポーツのシーズンが始まり、18年2月の平昌五輪に向けて熱い戦いが繰り広げられることになる。そこで今、話題になっているのが自国開催のメンツのため躍起になっている韓国である。
「開催国としては、とにかく1つでも多くのメダルを取りたい。また、出場できない種目があってはいけないと、力が入っているようです。とはいえ、自国選手の育成は間に合わないということで、外国人選手の帰化ラッシュが続いているのです」(スポーツライター)
リュージュではドイツから、フィギュアスケートのペアはロシアから、アイスダンスはアメリカから、女子アイスホッケーはカナダから、バイアスロンはロシアから、ショートトラックは台湾から、アイスホッケーはカナダとアメリカから、クロスカントリースキーはノルウェーとの二重国籍の選手‥‥と、多くの競技で海外のオリンピック候補選手を帰化させているというのだ。
「韓国は自国開催のオリンピックを盛り上げられますし、帰化する選手たちにしてみれば、自国ではないもののオリンピックの舞台に立つという夢がかなえられるというわけです。バンクーバー、トリノでの韓国のメダル獲得順位は5位と7位でしたが、ソチ五輪では13位にまで落ちましたからね。自国開催ということもあり、何としてもという思いが強いのでしょう」(前出・スポーツライター)
一方の日本は、冬季五輪ではそんな韓国の後塵を拝している状況が続いている。人の国のことを笑ってもいられないのかもしれない。
(芝公子)