子役人気を独り占めする芦田愛菜ちゃん(8)。向かうところ敵なしの子役女王がまさかの強権行使で物議を醸しているという。
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7月ドラマ「ビューティフルレイン」(フジテレビ系)では、2人家族の父親が若年性アルツハイマーの病魔に冒されてしまう幼い娘役で、涙が枯渇しそうと話題を呼んでいる。
愛菜ちゃんの異常人気について芸能デスクが語る。
「今回のドラマで愛菜ちゃんは父親役の豊川悦司とのダブル主演扱い。しかも主題歌も歌うなど、しばらくは八面六臂の活躍が期待されます。すでにドラマのギャラは、昨年の『マルモのおきて』の1本30万円から、今回は1本200万円と急上昇しています」
恐るべき小学2年生はすでにギャラでもトップ女優入り。そればかりか、本人のプロ意識も一気に本格派に成長中なのだとか。
バラエティ番組のスタッフが証言する。
「昨年末くらいから彼女を『愛菜ちゃん』と呼ぶと、ふくれっ面をしたり、明らかに不機嫌になってしまう。そのため、スタッフは『芦田さん』と敬語で呼ぶことにしているんです。もちろん、共演する大人の俳優たちに『愛菜ちゃん』と呼ばれれば笑顔を浮かべますけどね」
ドラマ、映画、イベントにドバドバ引っ張りだこの愛菜ちゃんは局にとっては打ち出の小槌。機嫌を損ねるような事態はあってはならないのだ。
「呼び名についてはかなり徹底されていて、テレビ局のスタッフが芦田のマネジャーと電話で打ち合わせをしている時に、うっかり『愛菜ちゃん』と呼ぶと、『芦田さんと呼んでください!』と叱られてしまう」(前出・スタッフ)
大人が子役に細心の注意を払う逆転現象ははた目にも奇妙なほどだというが、その愛菜ちゃんに、禁断の共演NGリストが存在するというのだ。
「各局とも人気子役が勢ぞろいする番組を企画し、芦田サイドに提案するが一向にOKが出ない。というのも、『そういう企画の番組には出たくない』とかたくなに拒否される。もちろん『マルモ』で共演した鈴木福くんはOKですが、同性の自分を脅かす存在に関しては、強烈に危機感を抱いている」(前出・デスク)
愛菜ちゃんが特にライバル視しているのは「家政婦のミタ」に出演し、フィギュアスケートが得意な本田望結と「名前をなくした女神」に出演した谷花音だという。どちらも愛菜ちゃんと同い年の演技派だけに意識するのもしかたないか。
それでも「愛菜ちゃんは別格」というのは芸能レポーターの佐々木博之氏だ。「愛菜ちゃんは他のかわいい子役だけとは違って女優としてツヤっぽい魅力を秘めています。ただ、これまで子役から大成できたのは、高峰秀子と美空ひばりだけです。愛菜ちゃんが2年後、子役としての賞味期限が切れても生き残れるかどうかはわかりません」
大人顔負けの子役バトルの行方は─。