二日酔いで暴走したこともあるタモリのスキャンダルは、これまでほとんど報じられていない。そんな「サングラスの奥に秘めた素顔」を放送作家が証言する。
「よく言えば『徒党を組まない一匹狼タイプ』ですが、『小心タイプ』という声もよく聞きます。ビートたけし(66)と明石家さんまとで“BIG3”と呼ばれていますが、例えば、正月番組の特番などで3人がゴルフ競演する際に『このケチ!』なんてダブル口撃を受けていますが、カメラが回っていない席でも『いじられキャラ』。そして、たけしとさんまからは陰で『アイツはケチ』と言われていました」
芸能ジャーナリストの佐々木博之氏は、タモリのこんな意外な一面を指摘する。
「タモリのものまねで知られるタレントのコージー冨田だけは芸能界で唯一のNGタレントとも言われています。彼のパフォーマンスに対し快く思っていないフシが伝わってくるんです。共演したことはなかったはずだし、実際、彼の話題には一切触れませんからね」
一見、敵を作らない全方位外交に見える交友関係について、写真誌カメラマンが話す。
「タモリは友人たちを自宅に招待して手料理をふるまうので、タモリの時価8億円とも言われる東京・目黒区の豪邸を張っていれば交友関係がわかります。同郷の福岡県出身の有名人は多い。中でも森口博子(45)は、正月におせち料理を食べに来るほど慕っていました。ここ数年は同郷ではないですが、SMAPの草なぎ剛(39)もあのすっ裸騒動で揺れた時期、かなり支えてもらったそうです。基本的に芸能人の交友関係は少なく、心を許しているのは、ともにデビュー時代に深夜の下品芸人として鳴らした鶴瓶ぐらいでしょう」
冒頭で、鶴瓶をレギュラー日でもないのに呼んで番組終了宣言したことも、こんな背景を知ると、どこか「寂しいもの」を感じてしまう。
こうして見てくると「慎重な人間性」が浮かび上がるタモリだが、取材を進める中で、本誌はこんな意外な情報にも行き当たった。16年ほど前に、恒常的なマスコミ包囲網をかいくぐって逢瀬を重ねていたという、20代の頃に結婚した一般人の夫人以外の影が一度だけ見え隠れしたというのだ。
フジテレビ関係者が明かす。
「相手は年下の料理研究家でした。有名文化人の娘で、海外から帰国後、タモさんから仕事面でバックアップを受け、いつしか都内の最高級億ションで週末婚のような関係になったと噂されました。長期間追跡を試みた写真誌や女性誌は多いものの、全て空振りだったといいます。タモさん側は追跡車のナンバーを割り出すなどの対策を練っていたそうです。当時は女子アナブーム。一緒に仕事をした人気アナたちが、その手法を参考にしたというほど用心深いタイプだったと聞いています」
「いいとも!」終了が迫る中、そんな人間・タモリのタブー素顔もますます注目されていきそうだ。