歌舞伎俳優の片岡愛之助と女優の藤原紀香が9月28日、披露宴を行った。慎ましやかな和装で愛之助を立てた紀香に賞賛が上がっているが、同時に出席者に配られた引き出物にも感心の声が聞こえてくる。
引き出物は愛之助が大好きだというブランド「フランク・ミュラー」のお皿や、紀香の両親の出身地である和歌山の柿などこだわりの品ばかり。また紀香がかねてから愛用している水素生成器「マルーン」も加えられた。
「水素生成器を引き出物にしたいと強く希望したのは、紀香ではなく愛之助だそうです。愛之助は妻から勧められ、健康に大きな効果があったことからとても気に入り、披露宴に出席いただいたお客様にも健康になってほしいとの思いから引き出物に加えたと聞きました」(愛之助に親しい関係者)
愛之助と紀香のこだわりがたっぷりと詰まった品で、販売されているマルーンとは異なるいわば“愛之助&紀香スペシャルバージョン”。桐の箱に入れられていること、二人のメッセージが加えられていること、さらに「マルーン」のロゴが黒・柿色・萌葱と歌舞伎の定式幕になっていることなどが特徴だ。
「今年3月、結婚発表から間もなくして注文をいただきました。風呂敷の色やロゴの位置などいくつものパターンの試作品を作り、お二人のこだわりをすべて盛り込んでいます。6月から製造に取り掛かり、披露宴の前にすべてお納めできた時は肩の荷が下りた気持ちになりました」(マルーン製造メーカー・株式会社フラックス社 松木清悟代表取締役)
引き出物が何度もマスコミで取り上げられたことや、二人の気持ちがこめられていることから、通常のマルーンではなく引き出物そのものを販売してほしいとの問い合わせが寄せられているそうだ。
「注文いただいて決まった数だけ特別に作ったものですし、お二人の引き出物用のものですから残念ながらお断りしています。それにお二人のこだわりを十分に反映させたため、販売価格をつけることができないんですよ」(前出・松木清悟代表取締役)
それを出席者全員690人に配った愛之助の心意気に賞賛が集まるのも当然のようだ。