筋トレは面倒くさいし食事制限はキツイ。かといって断食は怖い。しかし、そんな方に“メタボ解消を謳う”公的な医学的断食の専門施設があった!
“食べなきゃ痩せる”のはわかっているが、自分の知識だけで断食を行うには不安だし危険も伴う。悩んでいるうちにまた太る、というのでは洒落にもならない。ところが、医学博士が指導する断食道場があったのだ。場所は兵庫県の洲本市。淡路島の町だ。名前は「五色県民健康村健康道場」という。ダイエットを目的とした断食を医学的に支援する施設として1982年に兵庫県と五色町(現洲本市)がオープンしたというから歴史もある。“こころと身体の生活習慣病を強力に改善。健康になるための心身医学”を謳う。自ら道場長と称する、この医療機関の笹田信五院長はこの道場の紹介ページに内容をこう記す。
「こころと身体の生活習慣の強力な改善を、医学的断食療法、低カロリー療法、丹田呼吸法、性格分析などで行う全国で唯一の公的専門施設です。生活習慣病やうつ状態の改善、過労死、突然死の防止、がん予防に効果を上げています。十分な医学管理のもとに、本格的な医学的断食療法が体験でき、心ゆくまでの休養も得られます。人生の問題、職場や家庭でのストレスの解決方法も学べます」
“入門”期間は5泊6日(3日半断食)が基本だというが、2泊3日(体験入所)から20日間(10日間半断食)まで、入所希望者が道場長との電話による事前ヒアリングにおいて決定されるといい、すでに数万人が体験しているという。
メタボ解消の目的は、言わずもがなの心身の健康回復だ。休暇を取って体験するのも悪くはないかも。リフレッシュはできそうだ。
(谷川渓)