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“モナ岡”コーチ昇格も期待薄!?貧打の巨人が再び「暗黒時代」に突入か?

20161014kyojin

 本拠地、東京ドームで行われたクライマックスシリーズ(CS)第1ステージでDeNAに敗退した巨人。今シーズンより指揮を執る高橋由伸監督の就任1年目が幕を閉じた。

 高橋監督は、キャンプから貧打解消を課題として、チーム改革に取り組んできたが、先のCSでも打線がつながらずDeNAに競り負けた。

 来季の巻き返しに向けては常勝時代を支えてきた阿部慎之助や村田修一に代わる、次の時代を担う若手の台頭が急務となっている。

「14年ドラフト1位の岡本和真、08年ドラフト1位の大田泰示らの活躍が期待されていますが、レギュラーの定着には至っていません」(スポーツ紙記者)

 そこで巨人は打線のテコ入れのため、来季より二岡智宏2軍打撃コーチを1軍打撃コーチに昇格させる見込みだ。現役時代の08年、タレントの山本モナとの五反田ホテル不貞で“モナ岡”と揶揄された二岡コーチだが、勝負強い打撃には定評があった。

「2年連続でトリプルスリーを達成したヤクルト山田哲人や、今季29本塁打を打ち優勝の立役者となった広島・鈴木誠也など、他球団では着々と世代交代が進んでいる。一方で、巨人の野手ではベテランを脅かすような有望株が見当たらないのが現状です。二岡コーチの昇格も空振りに終わるだろう」(前出・スポーツ紙記者)

 こうしたなか、巨人フロントは来季に向けて戦力補強に乗り出しているという。

「ヤクルト退団が決定的といわれるバレンティンやフリーエージェント権を取得したオリックス糸井嘉男の獲得に動いています」(球団関係者)

「落合、広沢、清原、石井、江藤‥‥」。巨人は90年代から00年代にかけて、金に糸目をつけないやり方で、各球団の主砲を獲得し、野球ファンからは「4番コレクション」と揶揄された。しかも付け焼刃の補強はチームの歯車を狂わせ、迷走を続けるという結果に。

 巨人ファンなら誰もが知っている黒歴史である。当時の悪夢がまたしても再来するのか。

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