夏季五輪の開幕まで指折り数える中、2年後を目指す女子フィギュアスケート・安藤美姫(24)に異変が起こっていた。なんとツイッターで、「死」をほのめかすつぶやきを繰り返していたのだ。
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「まだ、ファイナルで金メダルを取っていないので、それを目標としたい」
7月4日、昨季は完全休養していた安藤が、今秋のGPシリーズから復活することを力強く宣言した。
ところが、その復帰会見の直前までは、自身のツイッターで真逆の発想となる、後ろ向きの発言を連発していたのである。
まずは7月1日の夜8時30分に、
〈I need the light in my life…I don't know what to do…I feel I am in lost…(私の生活には光が必要。どうしたらいいのかわからない。迷子になった気がする)〉( 英語は原文ママ。カッコ内は編集部注)
と突然、迷走したコメント。
その30分後には、
〈until when I have to be strong !? I went through so many times to be strong . . . Kill myself…I Want to be happy…(私はいつまで強くならなければならないの?私は強くなるために何度も乗り越えてきた、自分を犠牲にして。私は幸せになりたい)〉と、さらに深淵なる心の叫びを吐露した。
さらに30分後にはドン底の落ち込みようだった。
〈but I feel sometimes I an killing my personallife(でも、ときどき私は自分の私生活を見殺しにしていると感じる)〉
極め付きがその翌日。
〈I born to die( 私は死にたい)〉
と、意味深につづったのだ。
はたして安藤の身に何が起こっているのか。スポーツ誌デスクが安藤の心境を解説する。
「このつぶやきの原因は、熱愛が報じられたロシア人コーチ、ニコライ・モロゾフ氏(36)でしょう。すでに2人の関係は公私ともに解消されていますが、モロゾフ氏には安藤より6歳下となるロシア人の新恋人ができたとされ、安藤は心中穏やかではないはず。ツイッターを見て心配した友人のメールには『壊れた』とだけ返信し、その後、音信不通となったそうです」
5月半ばにはなんと、
〈I miss you . . . So much…(あなたがいなくてとっても寂しい)〉
と“核心”とも言えるコメントを残していたのだ。
「ふだんから精神的に不安定な安藤ですが、弱音を吐き出すことで気分をリフレッシュしているとも言えます。この1年間は競技から離れ、バレエやダンスを観劇するなど十分に息抜きもできた。また、アイスショーに出演したことで表現力もさらに磨かれている。すでに、韓国キム・ヨナが復活を宣言しましたが、かえっていい目標としてモチベーションを高めるチャンスでしょう」(前出・デスク)
ソチ五輪では、強気の女王・美姫の舞いを見たい!