月9ドラマは惨敗、視聴率争いで苦戦続きのフジテレビをまたしても悲劇が襲った。2016年プロ野球日本シリーズの平均視聴率が明らかになったが、10月23日の第2戦を中継したフジの1人負けとなった。
全6戦の関東地方における番組平均世帯視聴率を見てみると、第1戦はTBSが中継し18.5%を記録。フジテレビが中継した続く第2戦は13.8%。舞台を札幌に移した第3戦はテレビ朝日が担当で17.5%。再びTBSが中継した第4戦は15.9%。第5戦、テレビ朝日の中継は17.4%。日ハムが優勝を決めた第6戦は日本テレビが中継し、25.1%を記録した。
「優勝が決まった第6戦は別として、他の試合と比べるとフジの低さが際立っています。試合が行われたのは平日ではなく日曜日の夜ですから、本来であれば視聴率が下がる理由などないはずなのですが‥‥」(テレビ関係者)
試合内容を振り返ってみても、6回に広島が大量4点を取るまでは1対1の緊迫した展開で、視聴率が下がった原因とは考えにくい。では理由は何か? テレビ誌記者はこう解説する。
「日曜日の夜は高視聴率の番組がひしめき合っているからではないでしょうか。日テレには『ザ!鉄腕!DASH!!』と『世界の果てまでイッテQ!』がありますし、NHKは夜8時から大河ドラマ『真田丸』を放送しています。さらにこの日はテレビ朝日がフィギュアスケートグランプリシリーズ第1戦を放送し、テレ東の『モヤモヤさまぁ~ず2』は狩野恵里に代わる3代目アシスタントが初登場するということでいつも以上に注目を集めました。視聴率が低かったのは他局のせい、フジテレビに運がなかったということでしょう」
視聴者に見限られ、天にも見放されてしまったフジテレビ、復活の日はいつになるのだろうか。