旺盛な精力は選挙活動だけではなく、「下半身活動」でも明らかだ。私生活では結婚歴3回、子供5人、孫8人を持つ猛者。3人目の妻で「ファーストレディ」になったメラニア夫人(46)とは、結婚生活12年目を迎えた。そのメラニア夫人は元モデルだけあってスタイル抜群。選挙戦でそれを逆手に取られてしまったのは3月に行われた共和党の候補者争いでの最中だった。
「ライバル候補のテッド・クルーズ氏(45)を支援する政治資金団体が、16年前にファッション誌に掲載されたメラニア夫人のヌード写真をフェイスブックに公開したんです。それを知ったトランプ氏が激怒して、『あんたの奥さんの秘密をバラす!』と応戦していました」(米国在住ジャーナリスト)
実は当時54歳のトランプ氏と交際していた時、メラニア夫人自身が、その「獣欲」を暴露している。
「00年にラジオ番組に出演した際、『(トランプ氏と)1日に1度は激しいSEXをしているわ。年の差なんて関係ない。2回以上エッチすることもあるわ』と赤裸々に語り、周囲をアゼンとさせていました」(前出・米国在住ジャーナリスト)
これまでにも女優や歌手、スポーツ選手と浮き名を流し、故ダイアナ元妃が離婚したあとに交際を申し込んだこともあったトランプ氏。「絶倫SEX長者」は、大統領となった今「絶倫SEX王」へと進化したのである。
歴史を振り返ると「性豪」の盟主は、世界を戦火に巻き込む危険な“兆候”がある。その代表格こそ、第35代アメリカ大統領のジョン・F・ケネディである。女性関係が派手なことで有名だったケネディ氏だが、
「妻のジャクリーンと結婚してから、『愛妻家』のイメージを保ち続けていました。しかし、女優のマリリン・モンローをはじめ、次々と愛人が発覚。1980年代に公表されたFBIの調査報告では、ホワイトハウスを監視していた約3年間で、32名の女性と関係していたそうです」(前出・米国在住ジャーナリスト)
ケネディ氏就任時の62年に起こったのが「キューバ危機」だ。ソ連とキューバが軍事協定を結び、キューバに核ミサイル基地建設を計画。偵察飛行中に気づいたアメリカが撤去を迫った。
米国防総省は戦争の危機を5段階の「デフコン」で発動する。平時は「デフコン5」で、9.11が「3」。全面核戦争の「1」はいまだ発動されていないが、キューバ危機は「2」であったことから、「全面核戦争」一歩前の状態となったのである。
アメリカ大統領こそ、「プッシーを触る」より簡単に核ボタンに触れられる存在なのだ。発射の権利を手にしたトランプ氏がにらみを利かす先には、冷戦時代のライバルの存在がある。