スポーツ

プロ野球「FA・トレード」裏切りと皮算用のマル秘交渉現場!(3)オリックス・糸井は涙した過去が…

20161124v

 糸井にはオリックスが「4年総額18億円」という破格な条件を提示していると見られるが、11日時点で阪神移籍が決定的と見られている。裏で暗躍するのが、メジャーで活躍するダルビッシュ有(30)、前田健太(28)、岩隈久志(35)なども兼任するエージェントの存在だという。だが、球界では一癖ある人物として知られているようだ。さるパ・リーグ関係者が語る。

「糸井はダルビッシュに紹介された義理を重んじ、彼に全てを任せてきました。その結果、12年オフ、エージェントが用意した敏腕弁護士が年俸やメジャーへのポスティング移籍を強硬に要求し、古巣・日本ハムと衝突した」

 糸井は日ハム残留が本心だった。周囲にも相談を繰り返し「どうしたらいいんですか?」と聞かれた当時のチームメイト・稲葉篤紀氏(44)からは「お前が決めなきゃ」と諭されたそうだ。だが、キャンプ直前にトレードが決まり、糸井は鎌ケ谷球場のベンチ裏で涙を流し、逃げるように荷物を運び出したという。栗山監督には泣きながら「すいません」と謝った。

「今回もエージェントはより条件のいい球団に決めてくるはずで、阪神が大枚をはたけば決まるでしょう。今回は糸井も移籍に前向きで『セ・リーグならキャリアハイを残せる』と考えているようです。おまけに家族が東京にいるにもかかわらず、“宇宙人”らしさか、関西にとどまりたいという特別な願望があるといいます」(前出・パ・リーグ関係者)

 阪神も“虎の恋人”には糸目をつけない模様だ。

「『1番ライト』構想がすでに固まっているようです。今季チーム打率最下位に終わり、『攻撃力向上』を掲げる金本知憲監督(48)にとって、打って走れる糸井はまさに喉から手が出るほど欲しい。球団内から『糸井はトラの救世主だ』との声まで聞こえてくるほどです」(スポーツ紙デスク)

 皮肉にも大田を切り捨てたうえで外野手補強が進まない巨人は、日ハム・陽岱鋼(29)にも白羽の矢を立てたのだ。

「陽はシーズン中のFA権取得時には残留する気持ちでした。FAで出た先輩たちが活躍していないことを知っているため、いかに日ハムのプレー環境が整っているかを理解しています。ですが、今年8月に肋骨を骨折しながらも出場を続けていたことで、地元・台湾では『日ハムはケガをしても試合に出させられる最低な球団だ』との声が上がっていた。現地の代理人から『台湾での人気を失わないためにも』と説得され続け、自身もこの先、試合に出られる見込みが少ないと思ってFAに踏み切ったんです」(NPB関係者)

 知名度に出場機会。まさに巨人にうってつけ。移籍は決まりと思いきや──。

「糸井や大島の調査に時間がかかり、完全に出遅れ。そもそも環境重視の陽は、日ハムのコーチ時代に長らく世話になった福良淳一監督(56)率いるオリックスで決定的です。まして巨人はお家芸の札束攻勢でももはやオリックスに負けるともっぱら。テレビ収入が減り、招待券をバラまく状況の巨人は財力で一番ではなくなっています。もちろん、リタイア後の再就職で、有利な面はいまだにありますが‥‥」(球界関係者)

 さまざまな思惑が入り混じる補強戦線だが、腹づもりどおりにいった選手や球団が来季笑っているとは限らない。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    これから人気急上昇する旅行先は「カンボジア・シェムリアップ」コスパ抜群の現地事情

    2025年の旅行者の動向を予測した「トラベルトレンドレポート2025」を、世界の航空券やホテルなどを比較検索するスカイスキャナージャパン(東京都港区)が発表した。同社が保有する膨大な検索データと、日本人1000人を含む世界2万人を対象にした…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
長与千種がカミングアウト「恋愛禁止」を破ったクラッシュ・ギャルズ時代「夜のリング外試合」の相手
2
暴投王・藤浪晋太郎「もうメジャーも日本も難しい」窮地で「バウアーのようにメキシコへ行け」
3
日本と同じ「ずんぐり体型」アルプス山脈地帯に潜む「ヨーロッパ版ツチノコ」は猛毒を吐く
4
侍ジャパン「プレミア12」で際立った広島・坂倉将吾とロッテ・佐藤都志也「決定的な捕手力の差」
5
怒り爆発の高木豊「愚の骨頂!クライマックスなんかもうやめろ!」高田繁に猛反論