驚きの出演メンバー決定法に戸惑うファン、闘志を燃やすファン、いろいろだ。
大晦日に放送される「第67回NHK紅白歌合戦」の出場歌手が11月24日に発表され、AKB48の9回目の紅白出場が決定したが、特別企画として出演メンバーを視聴者投票で決める“紅白版総選挙”も開催されることが大きな話題になっている。
SKE48、NMB48などの姉妹グループも合わせるとその人数は300人以上となる大所帯のAKBだが、なんと今回の紅白では本番のステージに立つことができるメンバーは48人のみ。その48人を公式アプリやデータ放送からの投票で決定し、本番で順位を発表する。
「まさかの紅白版選挙の開催はメンバーたちも事前に知らされていなかったようで、今年の選抜総選挙で2連覇を達成中の指原莉乃も『えっ!紅白!!!! ニュースサイトで知った なにごと やだ』と動揺を隠せない様子。グループ総監督の横山由依も『ステージに立てないかもしれないと聞いて、震えが止まらないです』と、率直な気持ちを打ち明けており、メンバーも不安な気持ちでいっぱいのようです」(アイドル誌ライター)
そんなメンバーの心境を察したファンたちからはこの企画への賛否が分かれているものの、「やるからには推しメンをできるだけ上位に送り出したい」「推しメンの笑顔のために友達に頼んで投票手伝ってもらう」など、やる気を奮い立たせているファンも多い。
「老若男女が視聴する国民的番組で順位を発表するということもあって、今回の紅白版総選挙は本来の選抜総選挙よりも推しメンを世の中の人に知ってもらうということに関しては、効果は絶大。そのため、本来の選抜総選挙よりも『まるで決勝トーナメントだ』と、重要視してみるファンも多いようです。AKBを知らない層からすれば、ここで1位に輝いたメンバーをグループの顔として認知するでしょうしね」(前出・アイドル誌ライター)
国民的番組の私物化だと揶揄する声も確かにあるが、ファンはここでも指原が王座を死守するのか、はたまたそれ以外のメンバーが1位を奪取するのか非常に注目している。
(石田安竹)