11月24日、明石家さんまが司会を務める音楽トーク番組「第1回明石家紅白!」(NHK)が放送された。さんまは「NHKとは相性が悪い」と語ったが、NHK番組への出演は実に31年ぶりのことであり、初の冠番組。
番組冒頭からさんまは、大みそかの紅白歌合戦に初出場する欅坂46の平手友梨奈に向かって、「君がセンター。中学生やろ、まだ?」と切り出し、他のメンバーに対して「15歳にセンターを奪われてどんな気持ち?」と、なんともデリケートな質問を投げかけ、視聴者の肝を冷やしたかと思えば、「パーデンネン」のポーズをNHKで初披露し笑いを取るなど、NHKでも変わらぬ“絶口調”ぶりを見せた。
「さんまさんは83年に『クイズ面白ゼミナール』に出演した際、番組中に大あくびをした場面がそのままオンエアされ、新聞各社にクレーム投書が殺到したことがあったんです。以来、NHKとは疎遠が続き、85年のドラマ『澪つくし』以降、いつの間にか“出禁になった”という噂が真実のように語り継がれていったんです。そんな経緯があっての久しぶりのNHK復帰に、さんまさんは『来年は紅白の総合司会やるで~!』とかなり上機嫌でした」(NHK関係者)
そんな大張りきりでの出演だった番組の大トリを飾ったのは八代亜紀。さんまは、自身の背後に立ち「舟唄」を熱唱する八代の胸元にもたれかかると、「八代さんの胸が当たって。結構弾力があった!」と、その感触について述べ、満面の笑みを見せたのだった。
古巣・フジテレビの低迷が続くなか、お笑いモンスターは見切りをつけてNHKでひと稼ぎするつもりだろうか?