初期のファンであれば、やはり一つの時代の終わりを感じざるを得ない!?
6月に行われた「第9回AKB48選抜総選挙」の開票イベントでAKB48を今年いっぱいで卒業することを発表した渡辺麻友の卒業コンサートが10月31日にさいたまスーパーアリーナで開催されることが発表された。地元・埼玉で卒業コンサートを迎えることとなった渡辺は「ハロウィーンだし、お気に入りのセットリストなんで、ぜひ最後のいい思い出になるんじゃないかと思いますので、期待してほしいなと思います」と宣伝している。
渡辺は06年に3期生として12歳の時にAKBに加入。以降、現在まで青春のすべてをAKBの活動に捧げている清純派アイドルの鑑のような存在だ。
「今年で9回目で、現在は恒例となったAKBグループ選抜総選挙ですが、前田敦子を始め、第1回総選挙で7位に入賞した元祖『神7』と呼ばれるメンバーは今回の渡辺の卒業で全員卒業してしまうことになります。そのため、初期のAKBを応援していた古参ファンにとっては、一つの時代の終わりを告げるような渡辺の卒業ライブは何としても見届けたいところでしょうね。また、渡辺は現在まで週刊誌に目立ったスキャンダルを報じられず、偉大な先輩たちの卒業後もグループを守り続けてきたわけで、素直によくここまで頑張ってくれたという印象ですね」(アイドル誌ライター)
ファンからは「まゆゆの卒コンは絶対行く」「まゆゆの卒コンはいろいろ考えちゃいそう」「最後に元祖神7全員集結してほしいな」「まだ早いけど、まゆゆはよく今まで頑張ったと思う」といった声が上がるなど、渡辺の卒業コンサートにはさまざまな想いをファンも持っているようだ。
卒業発表のスピーチも、会場となった沖縄が記録的な大雨に見舞われたことでまさかの無観客で行うことになったうえ、前代未聞の現役メンバーによる結婚発表などで卒業のインパクトがかき消されてしまいがちだった渡辺。悔いのない形でアイドルを終えられることを願っている。
(石田安竹)