極楽とんぼ・山本圭壱の吉本興業復帰が正式発表された。山本が古巣に返り咲けたのは、相方の加藤浩次、「軍団山本」と呼ばれるメンバーの尽力あったからともっぱら。11月26日放送のラジオ番組「オレたちゴチャ・まぜっ!~集まれヤンヤン~」で、軍団山本のメンバーであるココリコ・遠藤章造が、鉄の結束の成り立ちを明かした。芸能ライターが解説する。
「駆け出し時代の遠藤は、先輩芸人の極楽とんぼらのライブを行っていた『赤坂プレイボックス』という劇場で知り合った。互いに野球ファンであることが縁で仲良くなり、よく遊んでもらったといいます。その後にできた『銀座七丁目劇場』で、ロンドンブーツやペナルティらが仲間入り。当時、遠藤は月給5、6万円でした。食うや食わずの後輩に『スゲェいっぱいおごって』くれたことで、絆が生まれたといいます。20年以上前の12月、山本が給料40万円を全額おろし、後輩に大盤振る舞いしてくれたそうです。苦しい時におごってもらったことが今でも忘れられない、とまくしたてていた」
軍団山本は全盛時、総勢100人を超すといわれたお笑い界の巨大派閥。山本が芸能界追放後、ロンブー淳らは自身のSNSで積極的に山本を擁護。山本復活を待望するつぶやきなどをことあるごとに発信してきた。
「加藤によると、今も山本は後輩芸人におごっており、その額は昔より多いといいます。レギュラーは宮崎県のラジオ番組しかなく、今後の仕事も決定したものは何もないにもかかわらず、です。遠藤らの収入はとうの昔に逆転しているのに、羽振りよく飲ませてくれるらしいんです。先輩が後輩の面倒を見るのがあたり前のお笑い界ですが、これはちょっと普通じゃないかも」(女性誌記者)
山本を復帰させれば昔以上のおいしい目にありつけるから、夢よもう一度、としゃかりきになったのか。あまりに脆弱な絆に失笑が起きそうだ。
(塩勢知央)