11月28日午後2時過ぎに、「歌手のASKAこと宮崎重明元被告が再逮捕の方向」との一報が流れ、日本テレビの「情報ライブ ミヤネ屋」でも、番組を中断し早速報じた。
番組では、ASKAと交流のある芸能リポーターの井上公造氏を招き、最近の行動を解説してもらった。井上氏は、ASKAが会いたがっているとの連絡を受けて会ったことや、「人が、信じられなくなった」と打ち明けられたことなどをコメントした。
さらに、番組内では法律違反の薬物中毒の恐ろしさなどを元中毒者の体験を交え話し合っていたのだが、なんと番組を観ていたかとおぼしきASKAが、みずからのブログを更新したのである。
その題名はズバリ「ミヤネ屋さんへ。」。その内容は「『人が、信じられなくなってる。』なんて、電話はしてませんよ」と反論したり、さらには「幻聴、幻覚など、まったくありません」と番組内容について否定したのだ。
この対応について司会の宮根誠司は、「どこかで(番組を)観てはるんですかね? 長いこと生放送をしていますが、(被疑者から)こんなメッセージが届くのは初めてや」と驚きを隠せなかった。
依存症に詳しいジャーナリストは「ASKAさんの言動は依存症の典型」と言う。
「薬物だけでなく、酒でもギャンブルでも依存症とそうでない人のボーダーラインは、嘘をつくかどうか。依存症の人は、酒を飲んでいても『飲んでいない』と言うし、ギャンブル依存の場合は、会社に嘘をついて早退してでも遊技場に行く。ASKAさんの場合も、薬物の陽性反応が出ているのにそれを否定するなどの嘘を平気で言う。依存度は相当高いと思われます」
ブログには、応援するファンからの温かいメッセージが寄せられているが、またもファンを裏切ってしまったようだ。