2016年の紅白歌合戦で、紅組司会に抜擢された有村架純(23)。来春のNHK朝ドラのヒロインを務める有村と真っ向勝負するのは、大女優・浅丘ルリ子(76)だ。その理由こそ、独占入手したテレビ朝日の「NHKシルバー視聴者」強奪計画である!
映画「男はつらいよ」シリーズのリリー役で、最多マドンナとして出演した経歴を持つ浅丘。元祖マドンナ・浅丘と、来春スタートの朝ドラ新ヒロイン・有村が“バトル”する背景を、あるテレビ誌記者が解説する。
「今夏、テレビ朝日はシニア世代に向けた帯ドラマ枠『シルバータイムドラマ枠』を創設すると発表しました。その第一弾作品に浅丘さんは出演するのです」
ドラマのタイトルは「やすらぎの郷」で、脚本は「北の国から」の倉本聰(81)。倉本御大みずから、テレ朝側に「ゴールデンタイムは若者向けのドラマが多く、大人が楽しめる作品が少ない。大人のためのドラマにしたい」と提案した企画である。
いまだ、放送時間帯などは明らかにされていないのだが、倉本氏の「時間帯は朝6時半から7時半くらいがいいんじゃないか。朝から笑って元気に」の一声で、朝の時間帯に放送されることがひそかに内定した。
「倉本先生の意見を参考に、局がマーケティングを行ったところ、NHK朝ドラ放送前に当たるこの早朝からの時間帯に、手持ちぶさたになるシルバー視聴者が多くいることが明らかになりました」(テレ朝関係者)
「やすらぎ──」の放送開始は来春ということで、有村がヒロインを務める朝ドラ「ひよっこ」とのドラマ対決が始まる。そしてテレ朝は、明らかにNHKを意識していたのだ。
「15分ドラマではという企画提案もありましたが、それではNHKの朝ドラと一緒。倉本先生の『それより長くしたい』という意向もあり、月~金の放送で30分、2クールを予定しています。情報番組の間にドラマを挟むかなどは検討中です」(前出・テレ朝関係者)
このドラマのヒロインが浅丘だ。主演は倉本氏を投影したシナリオライター役の石坂浩二(75)。女優陣は豪勢そのもので、加賀まりこ(72)、五月みどり(77)、野際陽子(80)、八千草薫(85)、有馬稲子(84)と往年の超有名どころが集う。
「ゴールデンのドラマよりお金がかかっています。局は、それくらい本気でこの帯を当てたいのです」(前出・テレ朝関係者)
どんな倉本ドラマが朝から展開されるのか──。